2026年冬季五輪の聖火リレー 体操の張博恒ら中国の4人がギリシャを走る
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪に向けた聖火リレーがギリシャで始まり、体操の五輪銀メダリスト、張博恒(チャン・ボーヘン)選手が中国代表の先頭ランナーとしてトーチを掲げました。中国のトップアスリート4人が参加した今回のリレーは、来年の冬季五輪に向けたムードを一段と高めています。
ギリシャを縦断する聖火の旅
2025年11月末から12月初めにかけて、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪の聖火は、ギリシャ国内を曲がりくねるルートで進んでいます。聖火はアテネの西に位置する山あいの町カラブリタで採火され、その後、北へ向かって沿岸の都市パトラへ運ばれました。
聖火は、ギリシャ本土とペロポネソス半島を結ぶリオ・アンティリオ橋を渡り、多くのトーチベアラーの手から手へと受け継がれました。ギリシャ国内で約1週間リレーされた後、聖火は12月4日にアテネでイタリアの大会組織委員会に引き渡される予定でした。
中国の4人のトーチベアラー、その顔ぶれ
この日のリレーには、張選手のほかにも中国のスポーツ界を代表する3人が参加しました。バスケットボール選手の王思雨(ワン・スーユー)選手、クロスカントリー・ランナーの呉勇波(ウー・ヨンボー)選手、そして中国第15回全国運動会の女子100メートルと200メートルで優勝したばかりのスプリンター、陳雨潔(チェン・ユージエ)選手です。
体操の五輪銀メダリストである張選手が中国代表の4人を先導し、聖火の旅の一部を走りました。それぞれ競技は違っても、世界の舞台を目指すアスリートとしての思いを胸に、トーチをつなぎました。
アスリートが語る「誇り」と「励み」
張選手はリレー後、「聖火リレーで中国代表を務めることができて、とても光栄で誇らしく思います。自分自身にとっても大きな励みになります」と語りました。象徴的な役割を担う経験が、来年以降の競技生活に向けたモチベーションにもつながっていきそうです。
クロスカントリー・ランナーの呉選手も、「すべての中国の冬季五輪選手が良い結果を残してくれることを願っています。ミラノでそれぞれの五輪の夢をかないてほしい」と、2026年大会に向けた期待を述べました。自身の走りだけでなく、冬季競技全体を後押ししたいという思いがにじみます。
2026年ミラノ・コルティナ大会への期待
冬季五輪の聖火リレーは、大会の成功を祈るだけでなく、開催地と参加国をつなぐ象徴的なイベントです。ギリシャで始まった聖火の旅に中国のトップアスリートたちが加わったことは、来年イタリアで開幕する2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪に向けた中国国内の関心と期待の高まりを示すものと言えます。
日本から見ると、次の冬季五輪ではアジア勢がどこまで存在感を発揮できるのかも注目点です。夏季競技のスター選手である張選手や陳選手が聖火リレーに加わったことは、競技の枠を越えて多くの人に五輪を身近に感じさせる試みとも受け取れます。
ギリシャからイタリア、そして世界各地へと旅を続ける聖火。その一部を担った4人の中国選手たちの走りは、2026年冬季五輪に向けた国際的なつながりと、スポーツが持つ前向きな力をあらためて印象づける出来事となりました。
Reference(s):
Gymnast Zhang leads 4 Chinese torch bearers for 2026 Winter Olympics
cgtn.com







