射撃ISSFワールドカップ:リー・ユエホンが25mラピッドファイアで連覇
国際射撃スポーツ連盟(ISSF)ワールドカップのドーハ大会で、中国代表のリー・ユエホン(Li Yuehong)選手が男子25メートル・ラピッドファイアピストルを制し、タイトルを連覇しました。決勝方式が変わる中での勝利は、2024年パリ夏季五輪金メダリストとしての実力と経験をあらためて示す結果となりました。
ドーハ大会で中国代表が金・銀・銅
カタールの首都ドーハで行われたISSFワールドカップで、中国代表は合計で金1個、銀1個、銅1個のメダルを持ち帰りました。その流れをつくったのが、男子25メートル・ラピッドファイアピストルでのリー・ユエホン選手の金メダルです。
この種目は、短時間の制限の中で連続する標的を次々に撃ち抜く、高い集中力とリズム感が求められる射撃種目です。
決勝は8人制に拡大、新ルールの中で光る経験
今回のISSFワールドカップから、決勝に進出できる選手の人数は従来の6人から8人に拡大されました。出場選手が増えたことで、序盤から高得点争いが激しくなり、心理的なプレッシャーもこれまで以上に高まります。
昨年のパリ夏季五輪で金メダルを獲得した36歳のリー・ユエホン選手は、こうした新しいフォーマットの中でも「経験」を武器に戦いました。今季初の国際大会となるこの舞台で、ルール変更に振り回されることなく、自らのリズムを貫いた点が印象的です。
序盤で主導権、インドの若手と最終対決
決勝では、リー選手は最初の2シリーズ(2回の射撃セット)を終えた時点で首位に立ち、インドのアニシュ・バンワラ選手に2点差をつけました。
最終シリーズでは、この2人の争いに事実上しぼられます。両者ともラストの試技で3点をマークし、リー選手は合計33点でタイトル防衛に成功しました。追い上げる立場だったバンワラ選手に対し、リードを最後まで守りきった冷静さが際立ちました。
チームメイトも健闘、今季へ向けた好スタート
中国代表のスー・リアンボーファン(Su Lianbofan)選手も決勝に進み、最終的に5位で大会を終えました。表彰台まであと2つという位置でのフィニッシュは、チーム全体の層の厚さを示す結果といえます。
リー選手にとっては、今季の国際シーズン初戦での優勝となり、昨年のパリ夏季五輪から続く好調ぶりを印象づけました。中国射撃陣にとっても、ワールドカップの序盤から複数のメダルを獲得できたことは、今後の大会に向けた自信材料となるでしょう。
なぜこのニュースが「考えるきっかけ」になるのか
ルールが変わり、決勝進出者が増える中で、経験豊富な選手がどのように対応し、結果を出していくのかは、スポーツの戦略だけでなく、私たちの日常にも通じるテーマです。環境が変わっても、自分の強みを把握し、状況に合わせて戦い方を微調整することの重要性が、リー選手の勝利から浮かび上がります。
国際スポーツの現場で起きているこうした変化を追いかけることは、世界の動きを日本語で理解し、自分なりの視点を持つための一つのきっかけになります。
Reference(s):
China's Li Yuehong defends rapid‑fire pistol title at ISSF World Cup
cgtn.com








