FISスノボW杯ハーフパイプ開幕 中国勢4人が決勝進出
FISスノーボードW杯ハーフパイプ、張家口で開幕
FISスノーボード・ワールドカップ(W杯)の今季シーズンが水曜日、張家口市崇礼区のシークレットガーデンリゾートで開幕しました。今冬に予定されている全7戦のうちの第1戦となるこの大会のハーフパイプ予選で、地元の中国勢が存在感を示しています。
女子では3人、男子では1人、あわせて4人の中国選手が決勝進出を決めました。イタリアで2月に行われる冬季五輪への出場を目指すベテランも名を連ね、早くも代表争いを意識させる滑りとなりました。
女子ハーフパイプ:中国勢3人が決勝へ
女子予選では、4大会連続で五輪に出場してきたCai Xuetongが中国勢をリードしました。1本目は転倒もあり9.50点にとどまりましたが、2本目で72.75点をマークし、全体7位で決勝進出ラインに滑り込みました。3度の世界チャンピオンに輝く32歳のベテランにとって、内容を修正してまとめた2本目は、シーズン序盤からの対応力を示すものと言えそうです。
Wu Shaotongも安定した滑りを見せ、1本目で71.00点を出して全体8位と、余裕を持って予選を通過しました。さらに、2018年の平昌大会で銀メダルを獲得したLiu Jiayuが、2本目に66.00点をマークして全体10位、最後の1枠に滑り込みました。Liuも4度の五輪出場経験を持つベテランで、経験値の高さが光る結果となりました。
- Cai Xuetong:2本目72.75点で全体7位
- Wu Shaotong:1本目71.00点で全体8位
- Liu Jiayu:2本目66.00点で全体10位(決勝進出最後の枠)
女子予選のトップは、17歳のChoi Ga-on(大韓民国)で93.00点という高得点をマークしました。2位と3位には日本のRise Kudo(91.25点)とMitsuki Ono(87.25点)が入り、アジア勢が上位を占める展開となっています。
男子ハーフパイプ:Wang Ziyangが唯一の中国勢
男子では、7人の中国選手が出場したものの、決勝進出を果たしたのはWang Ziyangただ1人でした。Wangは2本目に67.00点を出し、自身のヒートで7位に食い込んで決勝行きの切符を手にしています。
男子予選には36人が出場し、2つのヒートに分かれて実施されました。それぞれのヒートから上位7人ずつが決勝に進むフォーマットの中で、Wangはプレッシャーのかかる状況を乗り切ったかたちです。
ホーム会場で見せた経験と修正力
今回の予選結果で印象的なのは、経験豊富な選手たちの修正力です。Cai XuetongとLiu Jiayuという4大会連続の五輪出場経験を持つ2人はいずれも、1本目のミスや得点の伸び悩みを2本目で立て直し、しっかりと決勝行きのスコアにまとめてきました。
ホームに近い環境で行われるW杯は、コースへの慣れや声援という追い風がある一方で、期待を背負うプレッシャーも大きくなりがちです。その中で、ベテランと若手がそれぞれの役割を果たし、シーズン序盤から表彰台をうかがえる位置につけていることは、チーム全体にとっても収穫と言えるでしょう。
金曜決勝の注目ポイント
決勝は金曜日にシークレットガーデンで行われる予定です。予選で90点台をたたき出したChoi Ga-onやRise Kudoら強力なライバルに対し、中国勢がどこまで技の難度と完成度を引き上げられるかが焦点となります。
- 女子では、中国勢ベテラン3人の安定感と、大技へのチャレンジの両立
- 男子では、Wang Ziyangが決勝の舞台でどこまで順位を押し上げられるか
- 今季全7戦のシーズンを占う意味での、開幕戦の位置づけ
イタリアでの冬季五輪を見据えたシーズン初戦で、中国勢はまずまずのスタートを切りました。金曜の決勝での滑りが、その先のシーズンや代表争いを占う重要なヒントになりそうです。
Reference(s):
Four Chinese riders reach FIS Snowboard World Cup halfpipe finals
cgtn.com








