中国フィギュア全中国選手権:金博洋が男子V、2026冬季五輪選考へ前進
中国のフィギュアスケート「全中国選手権」がハルビンで閉幕し、男子シングルは金博洋(ジン・ボーヤン)選手が優勝しました。2026年冬季五輪の代表選考が見据えられる中での結果だけに、今大会は“国内の序列”以上の意味を帯びています。
男子シングルは金博洋が貫禄の勝利
大会最終日の28日(現地時間)、24人の最後に登場した金選手は、ショートプログラムで築いたリードを守り切りました。フリースケートではトリプルアクセルでミスがあったものの、全体としては安定感を示し、フリー185.21点、合計277.76点でタイトルを手にしました。
- 優勝:金博洋(合計277.76点)
- 2位:陳昱東(チェン・ユードン)
- 3位:彭智明(ポン・ジーミン)
金選手は大会後、今季の流れを振り返りながら次のように語っています。
「GP中国杯から日本大会、そして全中国選手権と、試合ごとに状態が上がってきたと感じます。これは自分にとって本当の前進です。ただ、今日のフリーにはまだいくつか課題もありました」
焦点は2026年冬季五輪へ──選考は“GP中国杯+全中国”の合算
中国の冬季スポーツ管理センターの選考規定によると、2026年冬季五輪の代表は「2025-26シーズンのISUグランプリシリーズ(GP)中国杯」と「全中国選手権」の合算結果をもとに選ばれるとされています。
金選手は今年10月のGP中国杯で5位。そこでの得点は彭選手、戴大衛(ダイ・ダーウェイ)選手を上回ったとされ、今回の全中国選手権制覇と合わせて、選考レースで存在感を強めた形です。
女子シングルは14歳の金書賢が連覇
女子シングルでは、14歳の金書賢(ジン・シューシエン)選手がタイトルを防衛しました。フリーは技術の正確さと表現を両立させる内容で、フリー139.77点を含む合計208.85点。大きなミスの少ない演技で連覇を決めました。
- 優勝:金書賢(合計208.85点)
- 2位:張瑞陽(ジャン・ルイヤン)
- 3位:朱易(ジュー・イー)
“勝った後”の課題が見える大会だった
今大会は、金博洋選手が勝利しながらもフリーに課題を残したこと、女子では10代前半の選手が完成度で頂点を取ったことが対照的でした。代表選考が「1試合の順位」ではなく「複数大会の合算」に置かれている以上、今後はリスクを取る構成と、ミスを減らす設計のバランスがいっそう問われそうです。
Reference(s):
Jin Boyang wins men's singles at National Figure Skating Championships
cgtn.com








