ショートトラック五輪2冠の武大靖が引退発表、式典は行わず静かな幕引き
中国のショートトラック・スピードスケートでオリンピック2冠を持つ武大靖(31)が、1月6日(火)に現役引退を発表しました。引退セレモニーは行わず、静かな形で競技生活に区切りをつけるとしています。
平昌2018「500m金」で大会唯一のタイトルに
武大靖は、2018年平昌冬季五輪の男子500メートルで金メダルを獲得。この金メダルは、その大会における中国の唯一のタイトルでした。短い距離で一瞬の判断と加速が勝負を分けるショートトラックの象徴的な種目で、頂点に立った形です。
北京2022では混合2000mリレーで頂点
続く2022年北京冬季五輪では、開催国として臨んだ中国の一員として混合2000メートルリレーで金メダル獲得に貢献。個人種目とは違い、チームの連係とレース運びが問われるリレーで、再び表彰台の中央に立ちました。
「北京後に引退も考えた」それでも滑り続けた理由
武大靖によると、北京冬季五輪の後には引退も考えたものの、競技への愛情から滑り続けることを選んだといいます。ただ、その後の国際大会出場は一部にとどまり、国内での直近の出場は2024年の第14回全国冬季競技大会だったとされています。
今後は吉林で指導者として氷上に関わる
現在の武大靖は、吉林省体育局の氷上スポーツ管理センターでコーチを務めているほか、吉林大学の体育学院でも教えているとのことです。式典を開かずに区切りをつける一方で、現場と教育の両面から競技に関わり続ける形になります。
五輪の舞台で結果を残した選手が、次は育成や指導という立場でリンクに戻る――。今回の引退は、個人の決断であると同時に、ショートトラックという競技の経験が次世代へ引き継がれていく節目ともいえそうです。
Reference(s):
Two-time Olympic short track champion Wu Dajing announces retirement
cgtn.com








