中国本土の李新鵬がレークプラシッドW杯エアリアルで初優勝、金メダル
米国レークプラシッドで行われたFISフリースタイルスキー・ワールドカップ(エアリアル)で、中国本土の李新鵬(リー・シンポン)選手が男子金メダルを獲得しました。冬季オリンピックを控えるこの時期の“最終戦”で、キャリア初のW杯優勝を決めた形です。
レークプラシッドでの男子エアリアルW杯、何が起きたのか
大会は現地時間1月12日(月)に開催。冬季オリンピック前のワールドカップ最終戦と位置づけられる一戦で、中国本土勢は李新鵬、李天馬(リー・ティエンマー)、王心迪(ワン・シンディー)、孫佳旭(スン・ジアシュー)の4選手が決勝の第2ラウンドまで進出しました。
エアリアルは、ジャンプ台から跳び出して空中で宙返りやひねりを行い、着地までの完成度を競う種目です。難度(Degree of Difficulty、いわゆる「技の難しさ」)と、空中姿勢や着地の安定感などが得点に反映されます。
降雪が強まった2本目、明暗を分けた「着地」
報道によると、第2ラウンドでは雪が強まり、コンディションはより難しくなりました。こうした状況では、踏み切りの感覚や視界の変化が着地の精度に影響しやすいとされます。
孫佳旭は高難度に挑戦、背中が接地しつつも107.10
孫選手は「back full-double full-double full」(難度5.1)を選択。着地の際に背中が地面に触れたものの、107.10点をマークしました。
王心迪が銀メダル、112.00点
王選手も着地は完璧とはいかなかったとされますが、112.00点で銀メダルを獲得。難しい雪の中でも得点をまとめ切ったことが、表彰台につながりました。
李新鵬は“完璧なラン”で137.19点、頂点へ
最後に滑走した李選手はトリックを高い完成度でまとめ、137.19点。トップに立ち、ワールドカップで自身初となる金メダルを手にしました。銅メダルはカナダのミハ・フォンテーヌ選手で107.73点でした。
「最終戦」で見えた勢力図:層の厚さと本番の難しさ
今回の決勝では中国本土から4選手が第2ラウンドに進み、金と銀を獲得しました。個の好調だけでなく、複数選手が上位のラウンドに残る「層の厚さ」も印象に残ります。
一方で、降雪が強まる中で着地が乱れる場面もありました。エアリアルはわずかなズレが大きく得点に響きやすく、冬季オリンピックのような大舞台では、難度選択と成功率のバランスがより重要になりそうです。
今後の注目点:難度か、成功率か
冬季オリンピックを前に、各選手がどの技を「勝負技」として磨くのかは大きな焦点です。今回のように天候が変化する大会では、
- 難度を上げて一発で抜ける
- 成功率重視で点を積み上げる
という戦い方の違いが、結果に直結します。レークプラシッドの一戦は、その“現実的な難しさ”も含めて、本番を想像させる前哨戦になりました。
Reference(s):
Li Xinpeng wins gold medal in FIS Freeski World Cup at Lake Placid
cgtn.com








