グー・アイリン、ラアックスW杯スロープスタイル連覇で通算20勝目
スイス・ラアックスで行われたFISフリースキー・ワールドカップで、中国の五輪2冠グー・アイリン(谷愛凌)が女子スロープスタイルを制し、通算20勝目を挙げました。来月(2026年2月予定)のミラノ・コルティナ冬季大会を前に、勢いを改めて示した形です。
ラアックスの「創造性重視」コースが勝負を分けた
今大会のラアックスのコースは、遊び心と難度が同居する設計でした。レール(障害物)区間の冒頭には球体状の障害物が置かれ、最後のジャンプには創造的な踏み切りを促す特製の「"butter pad"」が用意されるなど、技の難度だけでなく、細かなコントロールが得点に直結する構成だったといいます。
- 序盤:球体障害でライン取りとバランスが試される
- 終盤:"butter pad"で踏み切りの工夫と安定感が問われる
- 全体:技の完成度(流れ・一体感)が重要に
決勝は「2本勝負」—グーは初回で突き放す
決勝は各選手2本のみという形式。グーは1本目から85.13点を出し、そのまま逃げ切りました。
- 優勝:グー・アイリン(中国) 85.13点
- 2位:マリン・ハミル(米国) 71.38点
- 3位:ララ・ウォルフ(オーストリア) 67.85点
2位に13点以上の差をつける内容で、ワールドカップ通算20勝目(記録更新)に到達。スロープスタイルに限ってもワールドカップ4勝目となりました。
「銀」だった種目で、来月の大舞台へ
スロープスタイルは、グーにとって特別な意味を持つ種目です。2022年の北京冬季大会では、この種目だけ金に届かず銀メダルでした。今回の勝利は、来月に迫るミラノ・コルティナ冬季大会で、悲願のスロープスタイル金メダルに近づく材料として注目されています。
同日の注目:蘇翊鳴が決勝へ、蔡雪桐は銅
男子スノーボード・スロープスタイル準決勝
男子では中国の蘇翊鳴(スー・イーミン)が準決勝に出場。1本目は2つ目のジャンプでリズムがわずかに崩れ、60.78点。2本目はミスで上積みできなかったものの、12位で決勝の最終枠に滑り込みました。決勝は日曜日に行われ、蘇は1番手で滑る予定とされています。
女子スノーボード・ハーフパイプ決勝
女子ハーフパイプでは、中国の蔡雪桐(ツァイ・シュエトン)が75.25点で銅メダル。金は大韓民国のチェ・ガオン(92.50点)、銀は日本の工藤璃星(82.75点)でした。
ラアックスはフリースタイル系競技の「完成度」と「発想力」が得点に反映されやすい舞台として知られます。限られた試技数の中で、初回から高い完成度をそろえる強さが、今季後半、そして来月の大舞台でどこまで再現されるのか。静かな注目が集まりそうです。
Reference(s):
China's Olympic champion Gu wins women's slopestyle gold in Laax
cgtn.com







