サウジアラビア・ジェッダで行われたAFC U23アジアカップで、中国U-23代表がウズベキスタンをPK戦の末に下し、大会初の準決勝進出を決めました。120分を無失点で耐え抜いた守備とGK李浩(リ・ハオ)の勝負強さが、歴史を動かしました。
0-0の激戦、決着はPK戦へ
試合は延長戦を含む120分で0-0。互いにゴールを割れず、勝負はPK戦に持ち込まれました。PK戦は中国が4-2で制し、準決勝進出を確定させました。
前半はウズベキスタンが主導、李浩が流れを止める
2018年王者で、2022年・2024年に決勝進出経験もあるウズベキスタンは、序盤からボールを保持して攻勢を強めました。前半だけでシュート数は中国の2本に対し11本、ボール支配率も75%とされ、数字上は一方的にも見える展開でした。
それでも中国は、GK李浩が要所を締めて失点を許しませんでした。守備陣も、相手に“決定的な一撃”を打たせない距離感を保ち、前半を0-0で折り返します。
後半、中国が押し返す。攻撃の姿勢が守備にも効いた
後半は中国が修正し、前線からの圧力と縦への意識を強めました。51分にはベーラム・アブドゥウェリがバイシクルキックを狙うなど、攻撃のスイッチが入ったことを印象づけます。
一方で守備面でも、李浩がロングシュートに飛びつく好守(61分)を見せ、ウズベキスタンのペース回復を許しませんでした。結果として、0-0のまま延長戦へ。最終局面まで「崩れない」ことが、勝負の前提条件になりました。
PK戦の分岐点:クロスバーと“2本目の仕事”
PK戦は両チームが決め合う展開でしたが、第3人目でウズベキスタンのムハンマド・カリモフのキックがクロスバーを直撃。さらに李浩がディルショド・アブドゥラエフのPKをセーブし、流れは中国へ傾きます。
最後は王博豪(ワン・ボーハオ)が決め切り、4-2で勝利。大会での対ウズベキスタン戦3連敗も、この試合で止まりました。
次はベトナム戦へ。初の準決勝が“次の基準”になる
中国は準決勝でベトナムと対戦予定です。アントニオ・プチェ監督のもとでつかんだ初の4強は、結果そのもの以上に「終盤まで崩れず、最後に取り切る」という勝ち筋をチームに残しました。
ボール保持やシュート数では劣勢でも、守備の集中とGKの存在感で試合を生かし続け、PKという最も心理の比重が高い局面で勝つ――トーナメントらしい勝ち上がり方だったと言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com







