蘇翊鳴、ラアクスW杯スロープスタイルで銅 初回の堅実ランが光る
イタリアでの冬季五輪開幕を来月に控えるこの時期、スノーボード男子スロープスタイルで中国本土の蘇翊鳴(スー・イーミン)選手が、スイス・ラアクスで行われたFISスノーボード・ワールドカップ(W杯)で銅メダルを獲得しました。勝負を決めたのは「難度」よりも「完成度」を優先した1本目でした。
ラアクスW杯で何が起きた?
ビッグエアの五輪金メダリストでもある21歳の蘇選手は、準決勝を12位で通過。決勝では最初の滑走者としてコースに入りました。北京2022の同種目で銀メダルを獲得していることでも知られる選手ですが、今回はまず“堅実にまとめる”選択が結果につながりました。
1本目:高難度を抑え、確実に得点を積む
蘇選手は1本目で、最も難しい技には踏み込まず、最初のジャンプで「Back Double Cork 1260 Mute」を決めてスムーズに着地。76.10点をマークし、暫定2位につけました。
2本目:難度を上げにいくもミス、得点は伸びず
続く2本目は、より難度の高い構成を狙ったもののミスが発生。その影響で後半の動きも乱れ、得点は12.53点にとどまりました。ただし、最終的には1本目の得点が生き、銅メダルを確保しています。
表彰台と順位:金はアレマン、銀は木村
- 金メダル:ロマン・アレマン(フランス)
- 銀メダル:木村優斗(日本)
- 銅メダル:蘇翊鳴(中国本土)
「最後の実戦」で見えた、五輪前の現在地
蘇選手は今回が冬季五輪前の最後の大会となり、今季はW杯で4度の表彰台に立ったとされています。総合順位でも首位に立ったままイタリアへ向かう形で、勢いと同時に「勝ち筋」も示しました。
スロープスタイルは、技の難度だけでなく、ミスなくつなぐ完成度が順位を左右しやすい種目です。今回のように、まず1本“置いて”から2本目で上げる戦い方は、五輪の大舞台でも現実的な選択肢になりそうです。
Reference(s):
Su gets World Cup bronze with solid first run in men's slopestyle
cgtn.com








