CAF、アルジェリアに罰金10万ドル AFCON騒動で選手2人に出場停止
アフリカサッカー連盟(CAF)はこのほど、2025年アフリカネーションズカップ(AFCON)準々決勝での試合後トラブルをめぐり、アルジェリアサッカー連盟(FAF)に10万ドルの罰金を科し、選手2人に出場停止処分を下しました。処分は、2027年AFCON予選に影響する見通しで、競技運営とスタジアム安全管理のあり方が改めて注目されています。
何が起きたのか:準々決勝の“試合後”に混乱
問題となったのは、2025年1月10日に行われた準々決勝で、ナイジェリアがアルジェリアに2–0で勝利した試合の直後です。報道によると、試合終了の笛と同時に、選手や関係者が関わる対立が発生し、暴力的な場面を伴う混乱へと発展しました。
CAFが指摘したポイント:当事者の行為と警備上の不備
CAFは、アルジェリア側の選手・関係者・サポーターによる不適切行為に加え、スタジアムのセキュリティ面での不備も問題視したとしています。競技の規律(ピッチ上の秩序)と、観客を含む会場全体の安全は別の論点に見えますが、試合後の混乱では両者が一体で評価されやすいのが実情です。
サポーター関連で言及された具体例
- ピッチへの侵入を試みたとされる行為
- 審判団に向けて紙幣を振る行為(侮辱的・挑発的行為と受け取られうる)
こうした行為は、当事者の問題にとどまらず、運営側の導線管理や警備配置の妥当性にも直結します。CAFが「セキュリティの失敗」に触れたのは、その点を重く見たためと考えられます。
処分の中身:罰金10万ドル+2選手に出場停止
CAFが発表した制裁は、FAFへの罰金10万ドルに加え、2選手への出場停止です。
- GK ルカ・ジダン:2試合の出場停止
- DF ラフィク・ベルガリ:4試合の出場停止
両選手の出場停止は、2027年AFCONの予選で消化されるとされています。大会本戦の“その場”での罰ではなく、次のサイクルに持ち越される形になるため、代表チームの編成や予選戦略にも影響が及びます。
FAFは控訴へ:判断の争点はどこに置かれるか
FAFは、この決定を不服として控訴する方針を確認しました。控訴で焦点になりうるのは、例えば次のような点です。
- 不適切行為の認定範囲(誰の、どの行為が、どの規定に抵触したのか)
- 選手個人と組織(連盟)への責任配分
- 警備上の不備が「誰の管理責任」に帰属するのか
試合後の混乱は映像や報告書に基づき判断される一方、当事者の関与度や偶発性をどう整理するかで結論が変わることもあります。CAFの処分が維持されるのか、軽減や一部変更があるのかは、今後の手続き次第です。
なぜ今このニュースが響くのか:規律と安全管理の“セット”化
今回の事案が示すのは、競技の規律とスタジアムの安全管理が、結果として同じテーブルで裁かれる時代になっている、ということです。選手や関係者の行動はもちろん、サポーター行動の抑止、ピッチ周辺の防護、試合後の導線設計など、複数の要素が一度の混乱で連鎖します。
2027年AFCON予選という次のステージを控える中で、処分は単なる「罰」ではなく、各連盟が運営体制を見直すきっかけにもなりえます。ピッチ内外の緊張が高まりやすいビッグトーナメントだからこそ、勝敗の余韻が残る“試合後”の時間帯に、どこまで仕組みでリスクを減らせるかが問われています。
ポイント整理
- CAFがFAFに10万ドルの罰金
- 2025年1月10日のAFCON準々決勝(ナイジェリア2–0アルジェリア)後の混乱が背景
- ルカ・ジダンは2試合、ラフィク・ベルガリは4試合の出場停止(2027年AFCON予選で消化)
- FAFは控訴の意向
Reference(s):
CAF fines Algeria $100,000, suspends players over misconduct at AFCON
cgtn.com








