レールダムが女子1000m金、オランダ勢1-2 ミラノ・コルティナ2026
ミラノ・コルティナ2026冬季五輪のスピードスケート女子1000メートルで、オランダのユッタ・レールダム選手が金メダルを獲得しました。現地時間2月9日(月)の決勝は、フェムケ・コク選手が銀に入り、オランダ勢がワンツーフィニッシュ。しかも、オリンピック記録が短時間で塗り替えられる展開となりました。
記録ずくめの決着:コクが更新、レールダムがさらに上回る
レースは終盤に大きく動きます。13組目(残り3組)のコク選手が、今季のワールドカップ首位としての勢いそのままに1分12秒59をマーク。4年前の北京大会で日本の高木美帆選手が記録した五輪記録(1分13秒19)を更新しました。
ただ、その直後に滑走したレールダム選手が、さらに上回る1分12秒31を叩き出し、五輪記録を再更新して金メダルを決めました。観客にとっては「記録更新の余韻が冷める前に、もう一段速いタイムが出る」という、息をのむ決着です。
「夢がかなった」——レールダムが語った“実感の遅れ”
優勝後、レールダム選手は喜びを率直に言葉にしています。
- 「現実とは思えません。まだ信じられない。家族や友だちとお祝いするのが待ちきれない。夢がかなったみたいです」
- 「ゴールしたとき、レース中は考える時間すらなかった。フィニッシュ後は、ただ(勝利を示す)緑が見えることを願っていました」
- 「緑が自分の名前の横に見えたとき、『夢がかなった』と思った。本当に信じられないし、今も信じられない」
さらに、「最高のタイミングでピークを持ってこられたのが信じられない」とも振り返り、大舞台で“狙った瞬間に最大値を出す”難しさをにじませました。
強い相手がいたからこそ、勝利がくっきりする
今回の1000メートルは、コク選手が先に大きなタイムを出したことで、レールダム選手が追う側としてリンクに立つ構図になりました。レールダム選手自身も「フェムケ(コク)が本当にいいタイムを出したので、難しくなると思った」と認めています。
そのうえで、更新されたばかりの五輪記録を、さらに削って勝ち切ったことは、数字以上に“競り合いの濃さ”を物語ります。速い相手が近くにいるとき、勝敗の境目はコンマ数秒に凝縮され、選手の言葉や表情が生々しく伝わってきます。
今回のポイント(ざっくり)
- ミラノ・コルティナ2026の女子1000mは、オランダ勢が1-2
- コク選手が1分12秒59で五輪記録を更新
- レールダム選手が1分12秒31でさらに五輪記録を更新し金メダル
- レールダム選手は「緑(勝利表示)を見るまで信じられなかった」と回想
記録更新とワンツー決着が同時に起きたことで、今大会のスピードスケートの熱量が一段上がった——そんな印象を残した一戦でした。
Reference(s):
Leerdam wins women's speed skating 1,000m gold at Milano Cortina 2026
cgtn.com








