ミラノ・コルティナ五輪でノルウェーが1日3金 クラエボが通算7冠
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪で、ノルウェーが現地時間2月10日(火)に1日で金メダル3個を獲得しました。クロスカントリー、バイアスロン、フリースタイルスキーと競技をまたいだ「層の厚さ」が際立ち、メダル争いの空気を一段と濃くしています。
クラエボ、スプリント制覇で今大会2つ目の金
クロスカントリースキー男子スプリント(クラシック)決勝では、29歳のヨハネス・ホースフロット・クラエボが序盤から主導権を握り、3分39秒74で優勝しました。クラエボはすでに現地時間2月8日(日)のスキーアスロンでも金メダルを獲得しており、今大会はここまで「2戦2勝」です。
この勝利で、クラエボの五輪通算成績は金7、銀1、銅1に。冬季五輪の最多優勝記録(8回)まで、あと1つに迫りました。この記録は引退したノルウェー勢3人が分け合っているとされ、クラエボの次戦以降の注目度も一気に高まっています。
米国のオグデンが「1976年以来」の快挙
2位は0.8秒差で米国のベン・オグデン。米国男子クロスカントリーとしては、1976年以来となる表彰台だと伝えられています。3位にはノルウェーの22歳、オスカル・オプスタッド・ヴィケが入り、ノルウェーは同種目で2人がメダルを分け合う形になりました。
バイアスロンはボトンが満点射撃で五輪デビューV
男子20km個人のバイアスロンでは、ノルウェーのヨハン=オラフ・ボトンが五輪デビューで全弾命中(満点射撃)を決めて金メダルを獲得しました。精密さが勝敗を左右する競技だけに、「初出場でノーミス」は強い印象を残します。
銀メダルはフランスのエリック・ペロ(ワールドカップ総合首位とされる選手)が1発ミスで14.8秒差。銅はノルウェーのストゥルラ・ホルム・レグレイドが入り、この種目でもノルウェーは複数メダルを確保しました。
フリースタイルはルードがスロープスタイル制覇
フリースタイルスキー男子スロープスタイル決勝では、ノルウェーのビルク・ルードが初回ランの86.28点で頂点に立ちました。ルードは2度の世界王者で、北京2022のビッグエアに続く五輪2つ目のタイトルとなります。
銀は米国のアレックス・ホール、銅はニュージーランドのルカ・ハリントンでした。採点競技はコンディションや一瞬の判断が明暗を分けやすく、初回で高得点を置いたルードの「先手」が大きかった一日と言えそうです。
カーリング混合ダブルスはスウェーデン兄妹が金、米国は初メダル
この日のもう一つの金メダルは、カーリング混合ダブルス。スウェーデンの兄妹、イザベラ&ラスムス・ウラーナーが終盤の逆転で米国ペア(コリー・タイス&コリー・ドロプキン)を6-5で下して優勝しました。
一方、米国はこの種目で「自国初の五輪メダル」を獲得したとされ、敗れても歴史的な一日となりました。銅はイタリアのステファニア・コンスタンティーニ&アモス・モザナーが、英国を下して手にしています。
なぜ今、この「1日3金」が効いてくるのか
- 競技をまたいだ勝利:ノルウェーは持ち味のノルディック系だけでなく、フリースタイルでも頂点に立ち、総合力を印象づけました。
- 記録が「現実味」を帯びる:クラエボが最多優勝記録まであと1つ。大会が進むほど、1レースごとの意味が重くなります。
- 他国の“追い風”も同時に起きた:米国のオグデンや混合ダブルスの米国ペアなど、「国としての節目」も生まれ、メダル争いの物語が広がっています。
大会が動くときは、だいたい複数の競技で同時に動きます。2026年2月11日現在、ミラノ・コルティナ五輪は、個人の記録と国の勢いが交差する局面に入ってきたように見えます。
Reference(s):
Norway snags three golds in single day at Milano Cortina Winter Games
cgtn.com








