スプリントからボブスレーへ――二つの五輪を走ったクラウジネイ・ダ・シルバ
陸上短距離とボブスレー。真逆にも見える2競技で夏冬のオリンピックを経験したブラジルのクラウジネイ・ダ・シルバさん(55)が、ミラノ・コルティナ2026の関連拠点「Brazil House」で、自身の転身と現在の思いを語りました。
「シドニーで銀」——最初の五輪は4×100mリレー
ダ・シルバさんは、陸上スプリンターとして2000年シドニー夏季オリンピックに出場。男子4×100メートルリレーで銀メダルを獲得したと振り返ります。
「2000年シドニー夏季オリンピックの男子4×100mリレーで銀メダルを取りました」
引退後の決断:氷上の“チーム競技”へ
陸上競技を引退した後、選んだのはボブスレーでした。本人によると、転向から6年足らずで2006年トリノ冬季オリンピックに出場しています。
「スプリンターとしてのキャリアが終わって引退した後、ボブスレーに転向しました。そして6年もたたないうちに、2006年トリノ冬季オリンピックに出場しました」
難しかったのは“押す力”より“乗り込む俊敏性”
スプリントとボブスレーの共通点は、スタート局面の爆発的なスピードとパワーです。一方で、本人が「いちばん難しかった」と語ったのは、ソリへ素早く乗り込む動きでした。
- 生きた強み:スプリンターの速度・パワー(ソリを押す局面)
- 新たな壁:一瞬でソリに飛び乗るための俊敏性(アジリティ)
「転向自体はそれほど難しくありませんでした。スプリンターにはソリを押すためのスピードとパワーがあります。ただ、難しいのはボブスレーに素早く乗り込む俊敏性でした」
「やると決めたらできる」——転身を支えたメンタリティ
競技転向には環境の変化もつきものですが、ダ・シルバさんは選択を肯定的に語ります。支えになったのは、前向きに挑む姿勢だったといいます。
「ブラジルの人々は、やると決めたら何でも達成できる。だから、私もそうしました」
ミラノ・コルティナ2026での役割:チームに「明るさ」を
ダ・シルバさんは今回、Brazil Houseのアスリート・アンバサダーとして活動し、チームに喜びや活気を届けたいと話しました。観戦競技としてはスケルトンに注目しており、「ウインタースポーツのF1のようだ」と表現しています。
夏と冬、舗装路と氷上。舞台が変わっても、勝負を分けるのは“スタートの一瞬”と“決めたことをやり切る気持ち”——。そんな輪郭が、言葉の端々から立ち上がってきます。
Reference(s):
A sprinter and a bobsledder – meet dual Olympian Claudinei da Silva
cgtn.com








