ミラノ・コルティナ2026パラ:バイアスロン決勝で中国勢が金2つ
ミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピックで、バイアスロン競技が最終日を迎えました。現地13日(金)、中国の蔡佳雲(ツァイ・ジャイユン)と于爽(ユー・シュアン)がそれぞれ決勝で金メダルを獲得し、最終日の“金2つ”を決めています。
最終日のバイアスロン決勝、2人がそろって頂点に
大会側の発表によると、バイアスロン競技の最終日となったこの日、中国の蔡佳雲と于爽が各決勝で金メダルを獲得しました。短い時間で結果が動く決勝日だけに、「最後の1本」「最後の数秒」がそのままメダルの色を変える展開になりました。
蔡佳雲、男子スプリント追走(立位)を0.2秒差で制覇
蔡が制したのは、男子スプリント追走(立位)の決勝です。レースは4kmを滑走し、途中で2回の射撃セクション(的を撃つパート)を挟む形式でした。
「外さない」射撃と、最後の追い込み
- 蔡は射撃で全弾命中し、レースを安定させました。
- 序盤は2番手に回る場面もありましたが、終盤の追走で鋭いスプリントを見せました。
- ウクライナのGrygoriy Vovchynskyi(グリゴリー・ボフチンスキー)を0.2秒差でかわし、勝利を確定させました。
バイアスロンは「滑る速さ」だけでなく「射撃の正確さ」も同時に問われます。今回の蔡は、的を外さない精度でタイムロスを抑え、最後の直線勝負に持ち込んだ形でした。
今大会3つ目の金。北京2022からの積み重ねも
この勝利により、蔡の金メダルは今大会で3つ目となりました。冬季パラリンピック通算では6個目のメダルでもあります。
蔡は4年前の北京2022ではクロスカントリースキーで銀2つ、銅1つを獲得していました。今回のミラノ・コルティナ2026では、バイアスロン競技者として初めての出場で、出場した3種目すべてで金メダルを獲得したとされています。
于爽の金メダルも重なり、最終日に存在感
同じ最終日には、于爽もバイアスロンの決勝で金メダルを獲得しました。1日の中で複数の決勝が行われる最終日は、コンディション調整や集中力の維持も難しい日程になりがちです。そうした中で2人が揃って結果を出した点は、最終日のニュースとして印象に残ります。
“数秒”が物語る競技。なぜバイアスロンは見応えがあるのか
今回の0.2秒差が象徴するように、バイアスロンは「射撃の一発」と「滑走の一瞬」が、そのまま順位の入れ替わりにつながります。スキー競技のダイナミックさに加えて、射撃で空気が張りつめる時間が挟まるため、観戦している側もテンポよく緊張と解放を行き来する競技です。
最終日の結果は、選手個人の強さだけでなく、積み上げてきた経験やレース運びの巧さが、短い時間の中で凝縮された形とも言えそうです。
Reference(s):
Chinese athletes sweep pair of biathlon finals at Winter Paralympics
cgtn.com








