昆明でシェアドローン登場 15分19.9元で空撮体験
中国・昆明市で今年4月、QRコード決済で手軽に借りられる「シェアドローン」サービスが始まりました。15分19.9元から空撮が楽しめるこの仕組みは、市民や観光客に新しい体験を提供すると同時に、「低空経済」と呼ばれる新しい産業分野への期待も高めています。<\/p>
Moon Bay Parkでシェアドローン本格運用スタート<\/h2>
今年4月16日、昆明市五華区のHongyun SubdistrictにあるMoon Bay Parkで、同市初となるシェアドローンのレンタルサービスが正式にスタートしました。この取り組みは、五華区Hongyun Subdistrictが進める低空分野の新しい応用事例と位置づけられています。<\/p>
公園内にはDJI製ドローン5台を収容できる専用レンタルキャビネットが1台設置され、利用者はキャビネットに表示されたAlipay(アリペイ)のQRコードをスマートフォンで読み取るだけでレンタル手続きが完了します。料金は15分19.9元、30分39.9元からで、身近な価格で空撮を楽しめる設計になっています。<\/p>
信用スコアサービス「芝麻信用(Sesame Credit)」でスコア550以上の利用者は、保証金が免除されます。さらに、初めて利用する人はQRコードを読み取ることで、1回分を無料で体験できる仕組みも用意されています。<\/p>
ドローン1台あたりの飛行可能時間はおよそ15分とされており、より長く利用したい場合は、利用者がモバイルバッテリーを接続して充電しながら運用を延長することもできます。<\/p>
公園から人気観光ルートへ 設置エリアが拡大<\/h2>
このシェアドローンは、Moon Bay Parkだけでなく、今後、五華区内の複数地点に広がる予定です。区の担当者によると、需要に応じてキャビネットとドローンの台数を増やしていく計画で、Wuhua District New Business and Employment Party Service Center、Ma Yuan Rice Track Park、Jiaochang Middle RoadのJacaranda Scenic Routeなどが次の設置候補地として挙げられています。<\/p>
また、4月15日には、Dongchuan Outdoor Tour Leader HubやRed Soil Scenic Areaでも同様のシェアドローンが導入されており、訪問者は有名な赤い大地の景観を空から一望できるようになりました。<\/p>
利用者の声:「高価な機材を買わずに空から記録できる」<\/h2>
サービス開始直後に利用した市民のQuさんは、「シェアドローンによって空撮のハードルが下がり、高額な機材を購入しなくても済むようになりました。手頃な料金でプロ並みの映像が撮れるのは魅力です」と話し、利便性とコスト面のメリットを評価しています。<\/p>
レジャーだけではないメリット ドローンを「安全」に使う仕組み<\/h2>
今回のシェアドローンは、観光やレジャー用途だけでなく、公園や景勝地の管理にも役立つと期待されています。運営側は、機体や飛行ルートを標準化することで、無許可のドローン飛行による安全リスクを抑えやすくなるとみています。<\/p>
また、どのエリアで撮影需要が高いのか、どの時間帯に人が集まりやすいのかといった情報をリアルタイムで把握できる点も利点です。こうしたデータは、将来の観光ルートづくりや施設整備、防災・安全対策など、エリア全体の計画に活用できる可能性があります。<\/p>
「低空+」戦略と昆明の低空経済<\/h2>
関係者は、このシェアドローン事業を、昆明市が掲げる「Low-Altitude Plus(低空+)」戦略の一例だと位置づけています。ドローンなどの低空技術を観光や都市サービスと組み合わせることで、新しい体験を生み出しつつ、低空経済と呼ばれる分野の成長を後押しする狙いがあります。<\/p>
「低空経済」とは、一般的に、都市上空の比較的低い高度を活用したビジネスやサービスを指します。物流、インフラ点検、防災、観光など幅広い応用が想定されており、シェアドローンもその身近な入り口の一つと言えます。<\/p>
昆明市では、今回のようなシェアサービスを通じて、市民や観光客が低空技術に自然に触れられる環境を整えつつ、将来的には観光の「名物」として定着させ、地域の低空経済をけん引する存在にしていきたい考えです。<\/p>
日本の都市にも広がるか? 私たちが考えたいポイント<\/h2>
ドローンを公共空間でどう使うかは、中国だけでなく世界各地で議論が進むテーマです。昆明の事例は、料金や操作方法をシンプルにしながら、安全面やデータ活用にも目を向けることで、新技術と公共空間を共存させようとする試みと見ることができます。<\/p>
一方で、ドローンが日常に溶け込むほど、プライバシーへの配慮や騒音、飛行ルールの周知など、丁寧な運用も欠かせません。日本の都市や観光地が今後、同様のサービスを導入するとしたら、どのようなルール設計や合意形成が求められるのか――昆明のシェアドローンは、その問いを考える一つの材料になりそうです。<\/p>
Reference(s):
Kunming Debuts Shared Drone Service Offering 15-Minute Aerial Packages for 19.9 Yuan
huanqiu.com








