ミュンヘン・オートショー2025 中国企業116社が海外出展の中心に
2025年の国際自動車見本市IAAモビリティ ミュンヘン・オートショー が開幕し、海外出展の中心として中国企業が存在感を示しています。欧州のEVシフトと国際競争の現在地を映す動きです。
ミュンヘン・オートショー2025で何が起きているのか
2025年のIAAモビリティ ミュンヘン・オートショー は、世界最大級のモビリティ関連見本市の一つです。火曜日にドイツ南部の都市ミュンヘンで始まり、中国が海外出展企業の最大の出身地となりました。
会場では、フォルクスワーゲン、BMW、メルセデスベンツといったドイツの自動車大手が、自国の観客の前で新しい電気自動車モデルを披露しています。その一方で、出展企業全体のうち海外からの企業が55パーセント超を占め、かつてフランクフルトで開催されていた2021年の32パーセントから大きく伸びています。
海外出展55パーセント超 中国企業が最大グループに
主催者によると、今年のIAAモビリティには中国から116社が参加しています。これは海外出展企業の中で最大のグループであり、ミュンヘン・オートショーが国際色を強めていることを象徴する数字です。
海外出展比率の上昇は、次のような変化を示しています。
- ドイツの見本市であっても、展示の中心が国際的な企業やブランドへと広がっていること
- モビリティや電気自動車の分野で、中国を含むアジアの企業が重要なプレーヤーとなっていること
- 技術やビジネスモデルを国境を越えて競い合い、同時に提携を模索する場としての役割が強まっていること
中国企業116社 EV 電池 技術が勢ぞろい
今回のミュンヘン・オートショーで、特に目立つのが中国企業の顔ぶれです。自動車メーカーから電池メーカー、技術企業まで、幅広い分野の企業が出展しています。
- 電気自動車メーカー BYD Xpeng Leapmotor
- 大手電池メーカー CATL
- 技術企業 Zhuoyu DeepRoute.ai など
これらの企業は、完成車だけでなく、電池やソフトウエア、自動運転関連技術など、モビリティの基盤となる技術を持ち込んでいます。中国から116社が参加しているという事実は、中国企業が世界のモビリティ産業の中で不可欠な存在になりつつあることを示しています。
ドイツ勢との共演が映すEV時代の構図
ミュンヘンの会場では、ドイツの伝統的な自動車メーカーと、中国を含む海外企業が同じフロアで最新のEVを並べています。これは単なる競争の場であると同時に、技術や標準化をめぐる対話の場にもなっています。
ドイツ勢にとっては、国内の観客に向けて新しいEV戦略をアピールする機会であり、中国企業にとっては欧州市場での存在感を示すショーケースです。両者が同じイベントに集うことで、EVやモビリティサービスの将来像がより立体的に見えてきます。
日本の読者にとっての意味
日本から見ると、ミュンヘン・オートショー2025での中国企業の存在感の高まりは、次のような点で重要です。
- EVや電池、ソフトウエアをめぐる国際競争の中心が、欧州とアジアをまたいで展開されていること
- 世界の大手自動車メーカーが、電動化とデジタル化を前提にビジネスモデルを再設計しつつあること
- 日本企業や日本発の技術にとっても、国際見本市での発信力や連携のあり方が一層問われること
2025年のIAAモビリティは、単なる自動車ショーではなく、モビリティ産業の勢力図と今後の方向性を読み解くための重要なヒントを与えてくれます。中国企業が最大の海外出展グループとなったという事実を手がかりに、これからの国際ニュースやビジネスの動きをどのように捉えるかが問われています。
Reference(s):
cgtn.com








