オリオン座流星群がこの秋の夜空を彩る 1時間に20〜25個の流れ星
毎年恒例のオリオン座流星群が、今年10月21日から22日にかけてピークを迎え、この秋の夜空を世界各地で照らしました。American Meteor Society(AMS)やNASAによると、暗く澄んだ空のもとでは、1時間におよそ20〜25個の明るく速い流れ星が見られたとされています。本記事では、このオリオン座流星群の特徴と、次回の観測に生かせるポイントをコンパクトに振り返ります。
オリオン座流星群とは
オリオン座流星群は、毎年秋に活動が活発になる流星群です。夜空の人気の星座であるオリオン座の近くから流れ星が飛び出してくるように見えることから、この名前がついています。
今回の流星群は、オリオン座とふたご座の境界付近を放射点としていると説明されています。放射点とは、空を流れる無数の流れ星が、見かけ上ひとつの方向から広がっていくように見える、その中心となる位置のことです。
2025年ピーク時のようす
AMSやNASAによれば、今年のオリオン座流星群は10月21日から22日にかけてピークを迎えました。世界各地の観測者は、天候に恵まれた場所では、1時間あたり20〜25個ほどの流れ星を数えることができたと報告しています。
特に、街明かりの影響が少なく、空が十分に暗い地域では、明るくスピードの速い流れ星が次々と夜空を横切り、秋の星空ショーを演出しました。
各地の観測者は、撮影した流れ星の写真や動画をSNSに投稿し、世界の離れた場所にいながらも、同じ夜空の出来事を共有しました。国や地域を超えて空を見上げる体験は、ささやかながら国際ニュースとしても人々の関心を集めました。
どこを見上げればよかったのか
今回のオリオン座流星群は、オリオン座とふたご座の境界付近を放射点としていましたが、実際には空のどの方向にも流れ星が現れるのが特徴です。そのため、放射点の方角にこだわりすぎず、できるだけ広い範囲を見渡すのが観測のコツとされています。
日本からの観測でも、深夜から明け方にかけて空が暗く開けた場所を選べば、より多くの流れ星をとらえやすかったとみられます。寝転がって空全体を眺めるスタイルなら、首への負担も少なく、長時間の観測にも向いています。
次の流星群観測に向けた3つのポイント
オリオン座流星群そのもののピークはすでに過ぎましたが、秋から冬にかけては、他にもさまざまな流星群が話題になります。次の観測に向けて、押さえておきたい基本ポイントを3つだけ挙げます。
- 街明かりから離れた暗い場所を選ぶこと。郊外や公園など、できるだけ空の広い場所が向いています。
- 双眼鏡や望遠鏡は必須ではありません。目が暗さに慣れるまで15〜30分ほどかけて、肉眼でゆっくり空を眺めるのが基本です。
- 防寒と安全対策を忘れないこと。長時間屋外にいると体が冷えやすいため、温かい飲み物や防寒具を準備しておくと安心です。
秋の夜空がくれる少し長めのひと息
忙しい日常の中で、夜空を見上げる時間を意識的につくることは、心と体を一度リセットするきっかけにもなります。今年のオリオン座流星群を見逃してしまった人も、来年以降の流星群や星空観察のタイミングで、ぜひ一度スマートフォンをポケットにしまい、空に意識を向けてみてはいかがでしょうか。短い流れ星の光が、少し長めのひと息をくれるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








