NASAが恒星間彗星3I/ATLASの画像公開 エイリアン説を否定
NASAが恒星間彗星3I/ATLASの画像公開 エイリアン説を否定
米航空宇宙局NASAは水曜日、太陽系の外から飛来したとみられる恒星間天体「3I/ATLAS」の新しい画像を公開しました。太陽系より古い可能性があるこの彗星に関する国際ニュースを、日本語で分かりやすく整理します。
太陽系より古い可能性もある恒星間彗星
3I/ATLASは、天文学者が太陽系の外からやって来たと判断した恒星間天体であり、彗星であるとみられています。太陽系が生まれる前に形成された可能性があり、私たちの宇宙の歴史をさかのぼる手がかりになると期待されています。
この天体は、チリに設置された小惑星警報システムATLASの望遠鏡によって7月に初めて観測されました。その後の観測で、通常の彗星とは異なる軌道を描いて太陽系を横切っていることが分かり、外部から飛来した恒星間天体だと確認されました。
観測史上3例目の恒星間天体
3I/ATLASは、天文学者がこれまでに観測した恒星間天体としては3例目にあたります。過去に確認されたのは次の二つです。
- 1I/オウムアムア:2017年に観測された最初の恒星間天体
- 2I/ボリソフ:2019年に見つかった二つ目の恒星間彗星
これらに続く3I/ATLASの登場により、太陽系の外からやって来る天体を研究する機会が少しずつ増えつつあります。
ネットで広がるエイリアン噂にNASAが説明
3I/ATLASの軌道が通常と異なり、太陽系の外から飛来したと考えられていることから、一部のインターネット上では「地球外知的生命体の探査機ではないか」といった憶測も広がりました。
しかしNASAは、新しい画像と観測データを示しながら、3I/ATLASは自然に形成された通常の彗星であり、人工物やエイリアンの乗り物とみなす根拠はないと明確に説明しています。こうした情報発信は、宇宙探査に対する社会の関心の高さと同時に、科学的な検証の重要性も浮き彫りにしています。
なぜ3I/ATLASが重要なのか
太陽系の外から飛来したとみられる天体を詳しく調べることで、次のような点が明らかになる可能性があります。
- 太陽系以外の領域でどのような物質が存在するのか
- 太陽系が誕生する前後の宇宙環境
- 彗星がどのように形成され、進化していくのか
太陽系の外からやって来た旅人である3I/ATLASは、宇宙の歴史と多様性を知るための貴重なサンプルといえます。
これからの観測と私たちにできること
今後、世界各地の望遠鏡による観測が進めば、3I/ATLASの軌道や表面の性質、ガスや塵の構成などがより詳しく分かっていくとみられます。
- 最新の画像や分析結果がどのように公開されるか
- 過去の1I/オウムアムア、2I/ボリソフとの比較研究
- 学校教育や一般向けイベントでの活用
通勤時間やスキマ時間に国際ニュースを追いかける読者にとっても、恒星間彗星3I/ATLASは、宇宙と科学に対する想像力を刺激してくれるテーマです。今後の続報にも注目していきたいところです。
Reference(s):
NASA releases images of comet 3I/ATLAS, rejects 'alien rumors'
cgtn.com








