Googleが、ヘッドホンを使ってリアルタイムの翻訳音声を聞けるβ(ベータ)機能の提供を始めました。2025年12月時点で翻訳・語学学習サービスの強化を進めるなか、移動中や海外滞在中のコミュニケーションをぐっと実用寄りにするアップデートとして注目されています。
どんな機能? ヘッドホンで「聞く」ライブ翻訳
発表によると、新機能はGoogle Translate(Google翻訳)アプリ内で利用でき、会話やスピーチなどをその場で翻訳し、ユーザーはヘッドホン越しに自分の言語で訳文を聞けます。ポイントは、単に文字起こしを翻訳するだけでなく、話し手のトーン(声色)、強調、話すリズム(カデンス)も保ちながら、内容を追いやすくする設計だと説明されています。
使い方はシンプル
Googleのプロダクト/検索担当副社長のRose Yao氏は、ブログ投稿で次のように紹介しています。
- ヘッドホンを装着
- Translateアプリを開く
- 「Live translate」をタップ
- 選んだ言語でリアルタイム翻訳を音声で聞く
想定シーンとしては、異なる言語での会話、海外でのスピーチや講義の聴講、外国語のテレビ番組や映画の視聴などが挙げられています。
提供地域・対応言語は?(2025年12月時点)
β版は現在、Android端末向けに米国、メキシコ、インドで順次展開中です。対応言語は70以上で、ヘッドホンは特定メーカーに限定されず「どのヘッドホンでも使える」とされています。
次はiOSと提供国拡大へ 予定は2026年
Googleは、2026年にiOS端末への拡大と、より多くの国・地域での提供を進める計画も示しました。今回のβ版はまず対応範囲を絞ってのローンチですが、今後の広がり方次第で、旅行・留学・ビジネスなど日常の言語体験が変わる可能性があります。
リアルタイム翻訳が「便利」から「会話の流れ」に近づく
リアルタイム翻訳は、速度だけでなく「会話として自然に理解できるか」が使い勝手を左右します。今回、トーンや抑揚、話すテンポまで含めて追従するとされている点は、直訳の羅列になりがちな翻訳音声から一歩進めようとする方向性として読み取れます。
2025年の時点ではβ機能としての提供であり、どの程度の場面で安定して使えるか、騒がしい環境や専門用語が多い講義などで体験がどうなるかは、利用者のフィードバックとともに更新されていきそうです。
Reference(s):
Google releases beta version of real-time headphone translation
cgtn.com








