X、『For You』フィードのアルゴリズムを公開 AIスコアリングの中身とは
Xが火曜日、タイムラインの中核である「For You」フィードのアルゴリズムをオープンソース化しました。何が優先表示されるのか――その“決まり方”が、コードとして見える形になったのが今回のポイントです。
今回の発表:ルールより「AIスコア」で並べる
公開された情報によると、Xのフィードは、手作業で作り込んだ細かなルールではなく、AIモデルによるスコアリング(点数付け)を中心に投稿を選び、並べています。スコアの基準はユーザーの過去の行動に全面的に基づいているとされています。
この仕組みは、xAIの「Grok」モデルと同じトランスフォーマー(文章理解などで使われるAIの基本構造)で動いている、という点も説明されています。
「何を見せるか」は、過去の操作から予測する
スコアリングツールは、ユーザーの過去の行動を分析し、好みに合いそうな投稿を予測します。狙いは、たとえば「いいね」のようなポジティブなアクションを増やし、「ブロック」のようなネガティブなアクションを減らすことだとされています。
- 過去の反応(操作履歴)を手がかりに嗜好を推定
- スコアが高い投稿を集めてフィードを構成
候補投稿は2系統:「フォロー内」と「発見」
アルゴリズムは投稿候補を主に2つのソースから集めます。
- in-network:すでにユーザーがフォローしている相手の投稿
- out-of-network:X全体から「新しい発見」となり得る投稿
フィードが「知っている人の近況」だけでなく、「まだ知らない話題」も混ざる背景が、この2系統にある形です。
スコア付けの前後で“掃除”する:品質と多様性のためのフィルター
Xは、内容の品質を保つための処理も組み込んでいると説明しています。まずスコアリングの前に、直近で見た投稿や、ブロックしたアカウントの投稿を除外します。そのうえでスコア付けを行い、スコア付け後には削除済みや不適切な内容を取り除く流れです。
また、同じ作成者の投稿が繰り返し並び続けないようにして、フィードの多様性(バラエティ)も確保するとされています。
マスク氏「アルゴリズムは賢くない」—“改善の過程”も見える化へ
イーロン・マスク氏はX上で、次のように投稿しました。
"We know the algorithm is dumb and needs massive improvements, but at least you can see us struggle to make it better in real-time and with transparency."
アルゴリズムが未完成であることを認めつつ、改善の過程をリアルタイムに、透明性をもって示す姿勢を強調した形です。
コードは公開済み、更新は「4週間ごと」
公開されたフルコードはGitHub上で閲覧でき、今後は4週間ごとに更新される予定だとされています。オープンソース化は「答え合わせ」ではなく、変化し続ける運用の入口でもあります。フィードがどう変わっていくのか、更新サイクル自体も注目点になりそうです。
Reference(s):
X open-sources feed algorithm, with AI-driven scoring at its core
cgtn.com








