神舟20号の3飛行士に勲章と称号、最長6カ月超の滞在を評価
中国の有人宇宙飛行「神舟20号」で任務にあたった3人の宇宙飛行士が、2026年1月21日、宇宙での貢献をたたえる勲章と称号を授与されました。2025年4月から11月にかけての長期滞在で行われた作業量と、帰還直前の安全対応があらためて注目されています。
授与された勲章・称号は
発表によると、搭乗員3人は次の栄誉を受けました。
- 陳冬(チェン・ドン)氏:一級宇宙功勲章
- 陳中瑞(チェン・ジョンルイ)氏:三級宇宙功勲章/「英雄宇宙飛行士」称号
- 王傑(ワン・ジエ)氏:三級宇宙功勲章/「英雄宇宙飛行士」称号
神舟20号ミッションの概要:2025年4月〜11月、6カ月超の連続滞在
神舟20号の任務期間は2025年4月から11月までで、単一クルーによる連続滞在としては6カ月超に及び、最長の記録になったとされています。滞在中は、宇宙ステーションの保守・拡張に直結する作業が集中的に進められました。
主な作業実績(発表ベース)
- 船外活動(宇宙遊泳):4回
- 貨物エアロック運用:7回
- 機器の設置・更新:120件以上
- 科学実験・技術試験:複数を実施
陳冬氏は「通算400日超」:3回の宇宙飛行と6回の船外活動
陳冬氏は今回を含めて3回の宇宙飛行を経験し、船外活動は通算6回に到達。軌道上での滞在日数は400日を超え、中国の宇宙飛行士として初めての記録になったとされています。
帰還前のトラブル対応:視界窓の小さな亀裂を発見し、帰還を延期
発表によれば、2025年11月4日、陳冬氏が神舟20号の帰還カプセルの視界窓(ビューポート)に小さな亀裂を確認しました。原因は宇宙デブリ(宇宙空間の破片)によるものの可能性があるとされ、結果として帰還は延期されました。
その後、クルーは神舟21号の宇宙船に切り替えて帰還し、10日後に安全に地球へ戻ったとされています。長期滞在の成果だけでなく、最終盤のリスクをどう扱ったかという点でも、運用面の重みがにじむ出来事です。
神舟20号宇宙船は無人で帰還:2026年1月19日に着陸
神舟20号の宇宙船は軌道上に計270日間滞在したのち、2026年1月19日、宇宙飛行士を乗せない形で地球に着陸したとされています。有人運用と機体運用を分けて整理する動きは、装備の回収や状態確認といった観点でも関心を集めそうです。
宇宙ステーションの運用は、目立つ「大イベント」だけでなく、日々の保守・更新や安全判断の積み重ねで成り立ちます。今回の表彰は、その地味で重要な側面に光を当てた形とも言えます。
Reference(s):
China's Shenzhou-20 crew honored with space service medals and titles
cgtn.com








