ジンバブエでSADC持続可能エネルギー週間開幕、再エネと省エネで成長狙う
南部アフリカの電力・産業の土台をどう強くするか――。SADC(南部アフリカ開発共同体)の「持続可能エネルギー週間」が今週、ジンバブエ西部ビクトリアフォールズで始まり、再生可能エネルギーの普及とエネルギー効率(省エネ)の強化を急ぐべきだという声が相次いでいます。
何が始まった?(SADC Sustainable Energy Week)
主催側の発表によると、このイベントは月曜日に開幕し、金曜日まで開催されます。テーマは「クリーンエネルギーとエネルギー効率を通じた地域経済成長の推進」。エネルギー分野の関係者が集まり、地域としての連携を深める場になるとされています。
参加するのは誰?官民・学術・開発パートナーが集結
会期中は、地域機関、政府機関、民間企業、学術機関、開発パートナーなど、幅広いステークホルダーが参加し、協力枠組みの強化を話し合うとされています。電力インフラや制度設計は国境をまたいで影響しやすく、関係者が同じテーブルにつくこと自体が重要な意味を持ちます。
注目発言:「法律・料金・制度運用の同期化を」
開会のあいさつで、ジンバブエのジュライ・モヨ・エネルギー・電力開発相は、南部アフリカ地域で再生可能エネルギーを広げるには「結集した取り組み」が必要だと強調しました。
特に焦点として挙げたのが規制・制度面です。モヨ氏は、法制度、電気料金(タリフ)、システムの適用(運用)をそろえる形で、規制の強化を進める必要があると述べています。
再エネ拡大は「地域の課題」:官民双方に役割
モヨ氏は、地域が再生可能エネルギー拡大という課題に直面しているとしたうえで、解決には公共部門と民間部門の双方が大きな役割を担うと指摘しました。投資・規制・技術導入が連動しないと、導入が進みにくい分野であることがにじみます。
「省エネ」は供給不足への“もう一つの解”になり得る
今回、再生可能エネルギーと並んで強調されたのがエネルギー効率です。モヨ氏は、省エネが「生産的な需要家に十分な供給を確保する」うえで重要だと述べ、産業・鉱業を含む経済全体の機械設備が高効率であることが、保有するエネルギー資源の恩恵を引き出す前提になるとしています。
SADCとは:16の加盟国で構成
SADCは、南部アフリカの地域経済共同体で、加盟国は16か国とされています。
- アンゴラ
- ボツワナ
- コモロ
- コンゴ民主共和国
- エスワティニ
- レソト
- マダガスカル
- マラウイ
- モーリシャス
- モザンビーク
- ナミビア
- セーシェル
- 南アフリカ
- タンザニア
- ザンビア
- ジンバブエ
いま読みどころ:制度と現場、両方を動かせるか
再生可能エネルギーの導入は発電設備だけの話ではなく、料金設計や接続ルールなど制度面の整合、そして産業現場の省エネ投資まで連鎖して進みます。今回の「持続可能エネルギー週間」が、地域での規制調整と官民協力をどこまで具体化できるのかが、今週の注目点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








