中国本土、2026年に有人2回+補給1回 2030年の月着陸へ準備加速
2026年2月27日(現地時間)の金曜日、中国の有人宇宙機関は、2026年に「宇宙ステーションの活用拡大」と「有人月探査」を軸に、2つの大きな計画を進めると明らかにしました。あわせて、今年(2026年)に有人宇宙飛行2回と貨物補給1回を実施する方針も示されています。
2026年に予定されるミッションは「有人2回+補給1回」
発表によると、2026年に計画されているのは次の3本です。
- 有人宇宙飛行:2回
- 貨物の補給(補給ミッション):1回
これらは、宇宙ステーションの運用・利用を広げる動きと並行して進められる位置づけです。有人飛行と補給をセットで積み上げることで、長期運用に必要な技術や手順の更新が進みやすくなります。
「宇宙ステーションの利用拡大」とは何を意味するのか
今回の説明で強調されたのは、宇宙ステーションを単に維持するだけでなく、利用と開発を拡大するという点です。具体的な内容は示されていませんが、一般に宇宙ステーションの“利用拡大”は、継続的な有人滞在や物資補給を通じて、運用の幅を広げていく方向性を指します。
有人月探査は「2030年の月着陸」を見据える
もう一つの柱が、有人月探査プログラムの前進です。発表は、将来の目標として2030年の月着陸を見据えていることを示唆しています。
2026年の段階では、実際の月ミッションそのものというより、後段のミッションにつながる準備を積み上げる局面に入っている、という読み取りが自然です。
文昌の発射場で「月ミッション向け設備」を加速整備
注目点の一つは、将来の月ミッションに向けて、文昌の宇宙機発射場で支援施設や機材の整備を加速するとされたことです。
大型で複雑になりがちな月関連ミッションでは、打ち上げ前後の地上側の準備(施設・機材・手順)が計画の現実性を左右します。今回の発表は、その“地上側の土台づくり”に焦点が当たっていることも示しています。
今回の発表を読む上でのポイント(3つ)
- 2026年は回数(有人2回+補給1回)を明示し、運用のリズムを整える年になる
- 宇宙ステーションの活用拡大と有人月探査の前進を同時並行で進める構図
- 文昌の施設整備の加速が、2030年を見据えた「準備」の具体的な手がかりになる
宇宙開発は、ロケットや宇宙船だけでなく、地上設備・運用計画・補給体制がかみ合って初めて進みます。2026年の計画は、その組み上げ方をどこまで前に進めるのか——という点で、静かに注目を集めそうです。
Reference(s):
China plans two crewed space missions for 2026, eyes 2030 moon landing
cgtn.com








