マスク氏、半導体新工場「テラファブ」計画を「光速」で推進と報道
イーロン・マスク氏率いるチームが、数十億ドル規模の新たな半導体製造施設「テラファブ」計画を極めて迅速に進めるよう、主要な装置サプライヤーに要請していると報じられました。人工知能(AI)開発競争の核心となる半導体の自社製造に向け、同氏の動きが活発化しています。
「光速」での対応を要請
ブルームバーグ通信が2026年4月16日付で報じたところによると、マスク氏のスタッフは、アプライド・マテリアルズ、東京エレクトロン、ラム・リサーチといった半導体製造装置の大手メーカーに対し、「光速」で対応するよう求めたといいます。さらに、製造パートナーであるサムスン電子にも支援を要請したとされます。
広範な装置の見積もりを取得中
テラファブ計画に携わるスタッフは、フォトマスクや基板、エッチング装置、成膜装置、洗浄装置、テスターなど、多岐にわたる半導体製造装置について、価格と納期の見積もりを取得していると伝えられています。ここ数週間で、関連企業への接触を加速させている様子がうかがえます。
2029年の生産開始を目指す野心的計画
この計画の目標は、2029年までにシリコン製造を開始し、その後、規模を拡大していくことです。テラファブは、マスク氏が2026年3月に構想を明らかにした、垂直統合型の半導体ファウンドリ(製造受託会社)です。電気自動車メーカーのテスラと、マスク氏の宇宙企業スペースXが買収したAIスタートアップのxAIが共同で開発を進めます。さらに、半導体メーカーの老舗、インテルも先週、このプロジェクトへの参加を表明しています。
競争激化する次世代半導体の行方
AI技術の発展には高性能な半導体が不可欠であり、その製造能力を確保することは企業の重要な戦略となっています。マスク氏が自前の製造ライン構築に「光速」を求める背景には、自社のAI開発を支えるチップ供給の安定化と、技術革新の主導権を握りたいという強い意思が見てとれます。これは、従来のサプライチェーンに依存するモデルからの大きな転換を意味する動きです。今後、テラファブ計画が半導体産業の勢力図にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。
Reference(s):
Musk's team asks suppliers to move at 'light speed' on chipmaking plan
cgtn.com








