ファーウェイ、新フラッグシップ「Pura 90」シリーズと世界初の横長折りたたみスマホを発表
スマートフォン市場の動向に一石を投じる新製品が発表されました。中国本土の通信機器大手、ファーウェイ(華為技術)は2026年4月18日、広東省広州市で開催した製品発表イベントで、新たなフラッグシップスマートフォン「Pura 90」シリーズと、同社が「業界初」と位置付ける横長の折りたたみスマートフォン「Pura X Max」を発表しました。
Pura 90シリーズ:3モデルで高機能を追求
今回発表された「Pura 90」シリーズは、スタンダードモデルの「Pura 90」、上位モデルの「Pura 90 Pro」、最上位モデルの「Pura 90 Pro Max」の3種類で構成されています。
- Pura 90 Pro Max: 2億画素の望遠センサーを搭載。最大10メートル離れた音声を鮮明に捉えることができる「ロングレンジ音声強調機能」が新たに加わりました。
- チップと性能: 「Pura 90 Pro」と「Pura 90 Pro Max」には、ファーウェイが自社開発した「Kirin 9030S」チップが搭載されています。同社によれば、このチップにより、NPU(ニューラルプロセッシングユニット)の画像処理能力は200%向上し、AI ISPによる望遠動画の解像度は110%向上、望遠画像の手ぶれ補正精度は30%向上したとしています。
- OS: 全モデルが「HarmonyOS 6.1」を搭載。ビジュアルデザイン、ユーザーインタラクション(操作感)、プライバシー機能などが更新されています。
価格は据え置き、しかし…
価格は、Pura 90が約4,699元(日本円で約10万円)、Pura 90 Proが約5,499元、Pura 90 Pro Maxが約6,499元からとなっており、前シリーズのPura 80と変わらない設定です。
しかし、ファーウェイ消費者事業グループの余承東会長は、ストレージなどの主要部品のコスト上昇により価格設定にプレッシャーがかかっていると指摘。将来の値上げの可能性も排除できないとの見解を示しました。
業界初の横長折りたたみ「Pura X Max」
もうひとつの目玉が、折りたたみスマートフォン「Pura X Max」です。同社はこれを「世界で初めての横長ワイドフォールド(折りたたみ)スマートフォン」と位置付けています。折りたたみ式デバイスの新たな形態として、市場の注目を集めそうです。
HarmonyOSの存在感が拡大
余会長は発表会で、HarmonyOS 6を実行するデバイスの数が5,500万台を突破し、過去6か月弱で2,300万台増加したと報告しました。
調査会社IDCの以前の予測によれば、2026年のスマートOS市場シェアは、Androidが70%、iOSが15.3%、そしてファーウェイが次期OSとして開発を進める「HarmonyOS NEXT」が14.6%を占めると見られています。HarmonyOSがスマートフォンOS市場で「第三極」としての地位を固めつつある状況が、今回の高性能新製品によりさらに加速するかもしれません。
グローバルな競争が激化するスマートフォン市場において、独自のチップとOSで差別化を図るファーウェイの戦略は、日本の消費者にも大きな選択肢を提供し続けています。テクノロジーの進化と共に、デバイスの形態やOSの選択肢が広がる2026年、私たちはどのような「次」を手にするのでしょうか。
Reference(s):
Huawei launches Pura 90 smartphone series, new foldable device
cgtn.com








