中国に渡ったブラジル人起業家 Tsinghua Universityで学ぶ「つながり」の力 video poster
ブラジル出身の起業家ヴィトル・モウラ氏は、ブラジルと中国のあいだで培った貿易の経験を武器に、2016年から中国に滞在し続けています。いまはTsinghua Universityで国際関係を学び、国と国、人と人をつなぐ「グローバル・コネクティビティ」の専門性を深めています。
ブラジルと中国を行き来してきた起業家
ヴィトル・モウラ氏は、長年にわたりブラジルと中国のあいだで貿易ビジネスに携わってきたブラジル人起業家です。ビジネスの最前線で、異なる市場や文化を日々行き来してきた経験が、現在の学びと実践の土台になっています。
2016年に初めて中国へ、それ以来とどまり続ける
同氏が初めて中国の地を踏んだのは2016年のことです。そこから約9年がたった2025年のいまも、中国を拠点に生活とビジネスを続けています。単なる短期滞在ではなく、長い時間を現地で過ごすことで、ビジネス環境だけでなく、社会や日常生活の感覚まで肌で理解してきました。
Tsinghua Universityで国際関係を学ぶ
現在、モウラ氏はTsinghua Universityで国際関係を専攻し、自身の実務経験を理論面からも補強しています。ブラジルと中国の貿易の現場で見てきたことを、国際政治や外交、国際協力といった視点から捉え直すことで、より立体的に世界を理解しようとしているのです。
こうした学びは、ビジネスだけでなく、国と国の関係づくりにも関わる「グローバル・コネクティビティ」を考えるうえで重要な土台になります。経済、教育、文化など、さまざまな分野で国境を越えたつながりが求められる中、起業家としての経験と国際関係の知識を兼ね備えた人材の存在感は高まりつつあります。
グローバル・コネクティビティとは何か
モウラ氏が専門性を深めようとしている「グローバル・コネクティビティ」とは、単にモノやお金が国境を越えて動くことにとどまりません。人の移動、デジタルな情報の流れ、大学や企業どうしの協力など、あらゆるレベルの「つながり」のことを指します。
ブラジルと中国をまたぐ貿易ビジネスを経験し、そのうえで国際関係を学ぶというキャリアは、こうした多層的なつながりを設計し、維持していくための一つのモデルケースと見ることもできます。
2025年の世界で示す一つのキャリア像
2025年のいま、世界各地で国境を越えて働くことはめずらしいことではなくなりましたが、長年の現地経験と学術的な学びを組み合わせるケースは、まだ多いとはいえません。モウラ氏の歩みは、ビジネスの現場から出発し、大学で国際関係を学ぶことで、自らの役割を「二国間の貿易」から「世界をつなぐ架け橋」へと広げていくプロセスとも言えます。
私たちが学べる3つのポイント
- 実務経験と学びを往復させることで、キャリアの可能性は大きく広がる。
- 一つの国だけでなく、複数の国や地域の視点を持つことが、ビジネスや仕事の強みになる。
- 国際関係を理解することは、政治家や外交官だけでなく、起業家やビジネスパーソンにとっても重要である。
ブラジルと中国を行き来してきた起業家が、Tsinghua Universityで国際関係を学びながらグローバル・コネクティビティを探究しているという事実は、「これからの働き方」を考えるうえで多くの示唆を与えてくれます。日々のニュースの背後には、こうした個人の挑戦があることを意識しながら、国際ニュースを読み解いていきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








