パレスチナから届く「1,001 Wishes」 中国語と健康、キャリアの願い video poster
2025年も終盤に入りましたが、「新年の願い」が世界の人々を静かにつなげています。国際SNSキャンペーン「1,001 Wishes」では、2025年を忘れられない一年にしようという思いが、さまざまな言葉で投稿されてきました。
今回は、その中からパレスチナ出身のラミ・タハさんが語った「キャリアの飛躍と健康」に関する3つの願いを取り上げます。中国語を学び、格闘技を練習し、資格を取得するという具体的な目標は、多くの人が共感できるものではないでしょうか。
世界の願いを集める「1,001 Wishes」キャンペーン
「1,001 Wishes」は、世界各地の人々が新年の抱負や将来への願いを共有するグローバルなキャンペーンです。参加者は、自分の願いを動画やメッセージで記録し、ハッシュタグ「#Hello2025」を付けてSNSに投稿するよう呼びかけられてきました。合言葉は、New Year, New Dreams! ――新しい年に、新しい夢を、というシンプルなメッセージです。
これまでの投稿では、たとえば次のような形で思いが表現されてきました。
- 個人的な目標(家族との時間、健康づくり、趣味の充実など)
- 仕事や学びに関する目標(キャリアアップ、新しいスキルの習得など)
- 世界や地域への願い(平和、環境問題の改善、社会的な連帯など)
匿名のコメントではなく、自分の顔や声とともに願いを発信することで、「世界のどこかにも同じように頑張ろうとしている人がいる」と感じられるのが、このキャンペーンの特徴だと言えます。
ラミ・タハさんの3つの願い
パレスチナから参加したラミ・タハさんは、2025年に向けて次の3つの新年の抱負を語りました。
- 中国語を学ぶこと
- ファイティング(格闘技や護身術)の練習を続けること
- サーティフィケート(証明書・資格)を取得すること
一見バラバラに見える3つの目標ですが、そこには共通したテーマが見えます。それは、「世界とつながる力」と「自分の身を守り、健康を保つ力」、そして「努力を形に残す力」を高めたいという思いです。
中国語の習得は、アジアや世界とのコミュニケーションの幅を広げる強力な手段です。格闘技や護身術の練習は、身体を鍛えるだけでなく、心の安定や自信にもつながります。資格の取得は、自分が積み重ねてきた学びや経験を目に見える形で証明し、キャリアの可能性を広げてくれます。
キャリアの飛躍と健康を同時にめざす
今回の「1,001 Wishes」のテーマは、「キャリアの飛躍と良い健康」です。ラミさんの3つの抱負は、この2つをバランスよく追いかける典型例と言えるかもしれません。
- 語学学習=中長期のキャリア投資
- ファイティングの練習=日々の健康とメンタルケア
- 資格取得=具体的な成果として残るキャリアの土台
忙しい日常の中で、この3つすべてに時間を割くのは簡単ではありません。それでもあえて目標として言葉にすることで、「何を優先し、どこに自分の時間とエネルギーを配分するのか」を意識的に選び取ることができます。
SNSで共有される新年の抱負がもつ意味
もともと新年の抱負は、手帳の端や頭の中にひっそり書き留める個人的なものというイメージが強かったかもしれません。しかし、ハッシュタグ「#Hello2025」とともに願いを発信することで、それは一種の「公開された約束」になります。
公開された約束には、次のような効果があります。
- 同じ目標を持つ人とつながりやすくなる
- 途中で迷ったとき、最初の宣言を思い出して踏みとどまりやすくなる
- 誰かの挑戦が、別の誰かの行動のきっかけになる
一方で、「宣言したのに達成できなかったらどうしよう」とプレッシャーを感じる人もいるかもしれません。そうした不安があるからこそ、他人と比べるためではなく、「自分の歩みを記録していく場」としてSNSを使う視点が大切になってきます。
2025年の終わりに、あらためて自分の願いを見つめる
2025年も残りわずかとなりました。年の初めに立てた目標が順調に進んでいる人もいれば、思うようにいかなかった人もいるでしょう。
ラミ・タハさんの3つの願いは、完璧な正解ではなく、あくまで一つの具体例です。それでも、中国語を学ぶこと、体を動かして心身を整えること、学びや経験を資格という形に残すこと――こうした小さなステップの積み重ねが、「忘れられない一年」をつくっていくのかもしれません。
世界のどこかで誰かが掲げた新年の抱負に耳を傾けることは、自分自身の一年を静かに振り返るきっかけにもなります。2025年の終わりに、自分はどんな力を身につけていたいのか。そんな問いを心の片隅に置きながら、残りの日々を過ごしてみるのも良さそうです。
Reference(s):
cgtn.com








