1,001 Wishes:戦争の少ない世界へ 新年に平和を願う声 video poster
国際ニュースが揺れた2025年、新年に向けて「もっと平和を、もっと対話を」というメッセージに改めて注目が集まっています。中国の国際メディア・CGTNアラビア語チャンネルの司会者、Xu Weiさんは、動画企画「1,001 Wishes」で「戦争を置いてきて、平和を取り戻したい」という新年の願いを語りました。
CGTN司会者が語った、新年のシンプルな願い
動画の中でXu Weiさんが共有したのは、きわめてシンプルでありながら、多くの人が共感できる願いです。それは「戦争の少ない世界」「平和を取り戻したい」という思いでした。
2020年代に入り、世界各地で紛争や緊張が続くなか、ニュースを追う私たちも、日々「次はどこで何が起きるのか」という不安にさらされています。そうした状況の中で、「新しい年こそ、戦争ではなく対話を」というメッセージは、政治的な立場を超えて心に届くものです。
グローバル企画「1,001 Wishes」とは
「1,001 Wishes」は、新しい年に向けて世界各地の人々がそれぞれの願いを共有する国際的な参加型企画として紹介されています。テーマは一つに限られておらず、個人的なものから職業上の目標、地球規模の課題まで、どんな願いでも対象になります。
企画では、参加者が自分の願いを動画などの形で記録し、SNS上で発信することが呼びかけられました。共通のハッシュタグは#Hello2025。英語の合言葉は「New Year, New Dreams!」とされ、新年をきっかけに「自分と世界のこれから」を見つめ直す場になっています。
SNS時代の「願いごと」はどう変わったか
従来の新年の抱負は、手帳や日記にそっと書く個人的なものでした。しかし、SNSが当たり前になった今、願いは世界に向けて開かれたメッセージにもなっています。
- 健康や家族の幸せを願う、暮らしに密着した願い
- キャリアや学びに関する、自己成長の目標
- 気候変動、貧困、紛争の終結など、地球規模の課題に関する願い
「1,001 Wishes」のような企画は、こうした多層的な願いを可視化し、「個人的な思い」と「世界の課題」がつながっていることを静かに示しています。
なぜ今、「平和を願う」声が重みを増しているのか
2025年の世界は、依然として多くの不安を抱えています。武力衝突やテロ、難民問題、人道危機など、ニュースの見出しには厳しい現実が並びます。その一方で、国境を越えた交流やオンラインでの対話も広がり、「対立か、共生か」という選択が私たち一人ひとりに突きつけられています。
Xu Weiさんの「戦争を減らし、平和を取り戻したい」という願いは、こうした状況に対する率直な感情の表れだといえます。それは、特定の地域や立場を指すものではなく、「日常を破壊する暴力や憎しみから距離を置きたい」という、普遍的な願いです。
個人の願いと世界の課題はつながっている
新年の抱負というと、「もっと早寝早起きをする」「仕事のスキルを上げる」といった身近な目標を思い浮かべがちです。しかし、個人の生活は、実は世界情勢と無関係ではありません。
- エネルギー価格や物価の変動は、遠くの紛争や外交関係の影響を受けています。
- オンラインで出会う友人や同僚は、別の地域の緊張や不安の真っただ中にいるかもしれません。
- 気候変動や自然災害は、国境を越えて暮らしに影響を与えています。
だからこそ、「自分の一年の願い」を考えることは、「世界がどんな一年であってほしいか」を考えることにもつながります。「1,001 Wishes」のような企画は、その接点をわかりやすく示すきっかけになっています。
私たちにできる、平和への小さなステップ
とはいえ、多くの読者にとって、国際政治や紛争に直接影響を与えることは簡単ではありません。それでも、日常のなかで「平和に近づく選択」を少しずつ積み重ねることはできます。
- 対話をあきらめない:意見が合わない相手とも、即座に断ち切るのではなく、一度立ち止まって話を聞いてみる。
- 異なる背景を尊重する:出身地や文化、宗教、言語の違いに対して、安易なステレオタイプではなく好奇心を向ける。
- SNSでの言葉を丁寧に選ぶ:怒りや不安をそのままぶつけるのではなく、事実を確かめ、相手を傷つけない表現を心がける。
- 平和的な取り組みに関心を向ける:紛争地域の人道支援や対話の場をつくる活動など、暴力ではなく協力で問題解決を目指す取り組みに目を向ける。
こうした行動は、一つひとつは小さくても、社会全体の雰囲気や世論を少しずつ変えていく力を持っています。
2025年の終わりに、新年の願いを改めて考える
2025年も残りわずかとなった今、年の初めに抱いた「新しい年への期待」や「自分なりの願い」を振り返る時期に入っています。Xu Weiさんの「戦争の少ない世界を」という願いは、一年を締めくくるこのタイミングでも、重みを失っていません。
新しい年を迎えるたびに、世界が劇的に変わるわけではありません。それでも、年の区切りは、「どんな未来を望むのか」「そのために何を選び取るのか」を考える良いきっかけになります。
「New Year, New Dreams!」という言葉が示すように、新年の願いは単なるスローガンではなく、私たち一人ひとりが自分と世界の行方を見つめ直すための問いかけでもあります。2026年へと向かう今、あなたにとっての「1,001個目の願い」は何でしょうか。その答えを言葉にしてみること自体が、静かな一歩になるのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








