イラン外相「BRICSと上海協力機構で協力強化」共通目標へ意欲 video poster
国際ニュースを日本語で読みたい読者に向けて、イランとBRICS、上海協力機構の動きを整理します。イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相は、中国メディアのチャイナメディアグループのインタビューで、BRICSと上海協力機構を将来性の明るい非常に重要な協力メカニズムだと評価し、他の加盟国と共に共通の目標とビジョンの実現に取り組む姿勢を示しました。
イラン外相が示した多国間協力への意欲
アラグチ外相はインタビューの中で、イランがBRICSおよび上海協力機構の一員として、他のメンバーと協調しながら協力を進める意向を強調しました。発言からは、イランが一国だけで動くのではなく、多国間の枠組みを活用して共通の課題に向き合おうとする姿勢がうかがえます。
外相が言及した「共通の目標とビジョン」とは、各国の経済発展や地域の安定、持続可能な成長など、幅広い分野の協力を指していると考えられます。具体的なテーマは語られていませんが、イランがこれらの枠組みを通じて自国の役割を高めようとしていることは明らかです。
BRICSと上海協力機構はなぜ「重要な協力メカニズム」なのか
アラグチ外相は、BRICSと上海協力機構を非常に重要な協力メカニズムであり、明るい展望を持つ枠組みと位置づけました。これは、イランがこれらの場を、政治や経済、安全保障など多方面で連携を深めるための基盤として見ていることを示しています。
BRICSは、新興国を中心とした協力の枠組みとして、経済や金融面での連携や対話の場となってきました。一方、上海協力機構は、地域の安全保障や経済協力を扱う多国間の協力組織として機能しており、参加国同士の信頼醸成や実務的な協力を進める場として位置づけられています。
イランが両方の枠組みに関わることで、二つのネットワークをまたいだ対話や協力の可能性が広がるとみられます。外相の発言は、その可能性を意識しながら、より積極的な役割を果たしたいという意志表明とも受け取れます。
イラン外交にとっての意味
今回の発言は、イラン外交の方向性を読み解くうえで、いくつかのポイントを示しています。
- 多国間の枠組みを重視し、国際的な協力の中で自国の立場を高めようとしていること
- 経済・安全保障・地域協力など、複数の分野をまたぐ長期的なビジョンを意識していること
- 「共通の目標」という言葉から、対立よりも協調を前面に出したメッセージを発信していること
こうした姿勢は、2025年現在、世界各地で多国間協力のあり方が問い直される中で、イランがどのように自国のポジションを築いていくかを考えるうえでも重要な材料となります。
日本の読者が押さえておきたい視点
日本からこのニュースを見るとき、すぐに日常生活に影響が出る話には聞こえないかもしれません。しかし、中長期的には、エネルギー市場や国際金融、地域の安全保障など、さまざまな分野に波及する可能性があります。
特に、複数の国や地域が参加する枠組みの中で、各国がどのように「共通のビジョン」を語り、どのように実務レベルの協力へと落とし込んでいくのかは、日本にとっても無関係ではありません。イラン外相の今回の発言は、国際社会の中で新たな協力の形を模索する動きの一つとして、今後の展開を見守る価値のあるニュースだと言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








