中国「以旧換新」政策で消費が活性化 山西省太原で補助約2割 video poster
中国の「以旧換新」と呼ばれる消費財の下取り政策が2025年も続き、山西省太原市では自動車や家電などの購入でおよそ2割の補助が受けられるなど、消費が活発になっています。
中国の消費財「以旧換新」政策が続く2025年
中国では、古い製品を下取りに出して新しい製品を購入すると補助金が受けられる「以旧換新」政策が2025年も実施されています。狙いは、耐久消費財の買い替えを後押しし、消費の活力を高めることです。
山西省太原市:最大約2割の下取り補助
山西省の省都・太原市では、この「以旧換新」政策を活用した購入に対して、およそ20%の政府補助が用意されています。
対象となるのは、例えば次のような日常的な大型商品です。
- 自動車
- 冷蔵庫や洗濯機などの家庭用電気製品
- 電動自転車
国の補助に加えて、山西省独自の上乗せ補助も実施されており、購入者の負担はさらに軽くなっています。その結果、多くの店舗で来店客が増え、売り場が活気づいていると伝えられています。
消費者にとってのメリット
こうした「以旧換新」政策には、消費者にとっていくつかのメリットがあります。
- 古い製品を処分しやすくなる
- 補助金により、最新モデルへの買い替えコストが下がる
- 安全性や省エネ性能の高い製品に乗り換えやすくなる
太原市のように補助率が高い地域では、「今のうちに買い替えたほうが得だ」と考える人が増え、実際の購入行動につながっているとみられます。
地方の上乗せ補助が生む相乗効果
今回のポイントは、国の「以旧換新」補助に加えて、山西省が独自の補助を追加していることです。複数のレベルの政策が組み合わさることで、消費者にとってのメリットが目に見える形になり、行動変容を促しやすくなります。
実際に、多くの店舗で来客数や売り上げが伸びているとされており、地方政府が補助を上乗せすることで、地域経済の下支えにもつながっていることがうかがえます。
日本の読者が押さえておきたい視点
中国の消費政策は、日本のビジネスや家計にも間接的な影響を与えます。とくに次のような点は、日本の読者にとっても注目する価値があります。
- 耐久消費財の買い替えを促す政策が、家計の心理や購買行動をどう変えるか
- 地方ごとの独自補助が、地域ごとの消費格差や産業構造にどのような違いをもたらすか
- 環境負荷の低い製品への更新が進むことで、省エネ製品や電動モビリティ市場がどう広がるか
2025年も続く中国の「以旧換新」政策は、一国の景気対策としてだけでなく、「古いものをどう更新していくか」という共通の課題に対する一つのアプローチとして、アジア各国の政策づくりにもヒントを与えるかもしれません。
Reference(s):
China's 'trade-in for new' policy continues to boost consumer vitality
cgtn.com








