雪だるまが案内役に ハルビン2025と第9回アジア冬季大会を盛り上げるSNS企画 video poster
2025年、厳しい寒さと美しい氷雪文化で知られる中国東北部の都市・ハルビンが、第9回アジア冬季競技大会に関連したユニークなデジタル企画で注目を集めています。主役は、AIで命を吹き込まれた一体の雪だるまです。
AI雪だるまがハルビンを案内
「Follow snowman to experience Harbin」というコンセプトで登場したのは、伝統的な東北中国の花柄ジャケットをまとった雪だるまです。この雪だるまは、AI技術によって動き出し、スノーボードを手にゲレンデへ向かう姿など、冬のハルビンの楽しさを表現しています。
素朴な雪だるまに最新のAIを組み合わせることで、ハルビンの冬をより親しみやすく、グローバルな観客にも伝わるビジュアルに仕上げているのが特徴です。
第9回アジア冬季競技大会を祝う「ビッグスノーマンでハルビン2025」
このAI雪だるまは、第9回アジア冬季競技大会を祝う「ビッグスノーマンでハルビン2025」キャンペーンの象徴的な存在でもあります。ハルビンの冬の魅力と大会の高揚感を、一つのキャラクターに集約する狙いがあるとみられます。
キャンペーンでは、世界中の人が自分で作った雪だるまや、お気に入りの雪だるまの写真・動画を共有することが呼びかけられています。雪だるまを通じて、ハルビン2025というキーワードをより身近に感じてもらおうという試みです。
ハッシュタグ #snowman でつながる
SNSを活用した仕組みも特徴的です。参加者は次のような流れで、キャンペーンに関わることが想定されています。
- 雪だるまや雪像を作る、もしくは街やスキー場で見つける
- スマートフォンなどで写真や短い動画を撮影する
- XやInstagram、TikTokなどのSNSに、ハッシュタグ #snowman を付けて投稿する
こうした投稿が蓄積されていくことで、オンライン上に「雪だるま」を入口としたハルビンの冬のイメージが立ち上がっていきます。2025年という節目の年に、多くの人が同じタグで冬の記憶を共有すること自体が、一種のデジタルな「雪像作り」ともいえます。
雪だるまが映し出す、ハルビンの「いま」
雪だるまというモチーフは、子どもから大人まで親しみやすく、国や地域を問わず共有しやすい存在です。そこに、東北地方特有の花柄ジャケットやスノーボードといった要素を重ねることで、ハルビンらしさと冬のスポーツ文化を一度に伝えようとしています。
AIで動き出す雪だるまは、次のようなメッセージを象徴しているようにも見えます。
- 伝統的な模様と最先端のデジタル技術を組み合わせる姿
- 大規模な冬季スポーツ大会と、街の日常的な雪遊びをつなぐ存在
- 世界中の人がSNSで簡単に共有できる、分かりやすいアイコン
スポーツイベントの公式マスコットとは少し異なり、雪だるまという日常的な存在を主役に据えることで、ハルビンの冬をより身近に感じてもらおうとする意図もうかがえます。
デジタルネイティブ世代に届く都市の発信
2025年現在、世界各地の都市がSNSや動画プラットフォームを通じて自らの魅力を発信しています。ハルビンの雪だるま企画は、その中でもデジタルネイティブ世代を強く意識した取り組みといえます。
特に、ハッシュタグを軸にしたキャンペーンには、次のような効果が期待されます。
- 大会そのものの期間を越えて、2025年を通じて話題を生み出せる
- 観光客や留学生、現地の人びとなど、多様な人が自発的に参加しやすい
- 投稿をきっかけに、ハルビンの歴史や文化、冬の観光などへの関心が高まる
都市が自らの物語を発信する手段として、公式の広報だけでなく、市民や訪問者の投稿を組み合わせて「共創」していくスタイルが、今後さらに一般的になっていくかもしれません。
読者への小さな問いかけ
2025年12月のいま、SNSのタイムラインには、世界各地の冬の景色やイベントが絶えず流れています。その中で、雪だるまを案内役にしたハルビンの試みは、「都市と世界の人々をどうつなぐか」という問いに対する一つの答えとして映ります。
もし自分の街が、2025年のハルビンのように国際的なスポーツ大会や大きなイベントを迎えるとしたら、どんなキャラクターやモチーフで発信するのが良いのでしょうか。ハッシュタグ #snowman の向こう側に広がる、さまざまな雪だるまたちを眺めながら、自分なりの答えを考えてみるきっかけにしてもよさそうです。
Reference(s):
cgtn.com








