四川オペラ×春節 「#SnakeYearDanceFun」ダンス企画の広がり video poster
ヘビ年の春節を前に、四川オペラ風ダンスが話題に
2025年12月現在、ヘビ年の春節に向けて、CGTNがSNSで展開するダンス企画「Snake Year Dance Fun」が注目を集めています。中国の旧正月をテーマにしたこの企画では、伝統芸能である四川オペラの要素を取り入れたダンスが紹介され、世界の視聴者に向けて新年ムードを盛り上げています。
「Snake Year Dance Fun」とは
企画の中心にあるのは、ヘビ年を迎えるタイミングで、ダンスを通じて春節の喜びを分かち合おうというアイデアです。CGTNはハッシュタグ「#SnakeYearDanceFun」を掲げ、SNS上で共有しやすい短いダンス動画を発信しています。
なかでも、重慶市の四川オペラ劇場に所属する若手俳優・羅暁偉(Luo Xiaowei)さんが披露する四川オペラ風ダンスは、企画を象徴する一本として紹介されています。
若手俳優・羅暁偉さんが見せる「四川オペラ×ダンス」
羅暁偉さんは、重慶の四川オペラ劇場で活躍する若手の俳優です。今回の企画では、伝統的な四川オペラの所作やリズムをベースにしながら、SNS向けに親しみやすい振り付けにアレンジしたダンスを披露しています。
動画では、腕や指先をしなやかに使った動きや、視線の演技が強調され、短い時間の中にも舞台俳優ならではの表現力が凝縮されています。日常ではなかなか触れる機会の少ない四川オペラを、ダンスという形でカジュアルに見せる試みだといえます。
四川オペラの「甘くて、辛くて、おちゃめ」な魅力
今回のダンス企画では、四川オペラの特徴として「甘くて、辛くて、遊び心にあふれたスタイル」が前面に出されています。この表現は、四川料理を連想させる言葉でありながら、四川オペラそのものの雰囲気もよく言い表しています。
- 甘さ…しなやかな身のこなしや、どこかノスタルジックなメロディー
- 辛さ…テンポのよいステップや、キレのあるポーズ
- 遊び心…ちょっとした表情の変化やコミカルな動き
羅暁偉さんのダンスでは、これら三つの要素がコンパクトに詰め込まれており、伝統芸能の世界観を保ちながらも、SNSでシェアしやすいポップな雰囲気に仕上がっています。
ハッシュタグ「#SnakeYearDanceFun」がつなぐ春節とSNS文化
「Snake Year Dance Fun」は、中国の春節文化と、世界共通になりつつあるSNSのダンスチャレンジ文化を組み合わせた試みです。視聴者は、四川オペラ風の動きやポーズを取り入れた自分なりのダンスを撮影し、ハッシュタグ「#SnakeYearDanceFun」を付けて投稿することで、オンライン上で春節気分を共有できます。
従来、春節は家族や親しい人たちが集まる、比較的クローズドな行事というイメージがありました。しかし、このようなオンライン企画を通じて、中国本土だけでなく、海外の人びともリアルタイムに雰囲気を感じ取れるようになりつつあります。
日本の視点:何が「おもしろいポイント」か
日本の読者にとって、この企画のポイントは大きく三つあります。
- 中国の春節文化を、ニュースや文章だけでなく「動き」として体感できること
- 伝統芸能である四川オペラが、SNS時代の表現にどう翻訳されているかが見えること
- ハッシュタグを通じて、多様な国と地域の人びとが同じテーマでつながっていくプロセスを観察できること
春節と日本の正月は、家族や友人と祝うという点で共通しています。四川オペラ風のダンスを眺めながら、中国の人びとがどんな気分で新年を迎えようとしているのかを想像してみると、自分たちの年末年始の過ごし方を考え直すきっかけにもなりそうです。
「読みやすいけれど考えさせられる」国際カルチャーニュースとして
表面的には、ヘビ年とダンスチャレンジという、軽やかでポップな話題に見える「Snake Year Dance Fun」。しかし、その背景には、伝統芸能とデジタル文化をどうつなぐか、中国の春節をどう世界と共有するかという、現代的な問いも含まれています。
2025年の今、国境を越えて届く短い動画の一つひとつが、他国の文化を理解する小さな入口になっています。四川オペラ風のダンスから、中国本土の地域文化や若い世代の表現の仕方に目を向けてみると、ニュースの見え方も少し変わってくるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








