タイと中国本土、CISCE2025で貿易拡大へ バンコクで経済フォーラム video poster
タイが2025年の中国国際サプライチェーン博覧会(CISCE)ロードショーの初の開催国に選ばれ、中国本土との貿易拡大に向けた動きが本格化しています。バンコクでは現在、中国・タイ経済貿易協力フォーラムが開かれ、両国のサプライチェーン連携や新たな投資機会が議論されています。
CISCE2025ロードショー、第1弾はタイ
2025年の国際ニュースの中でも、アジアのサプライチェーンに関わる動きとして注目されるのが、中国国際サプライチェーン博覧会(CISCE)のロードショーです。その第1弾の開催国として、タイが選ばれました。
このロードショーは、CISCEに向けて各国の企業や投資家に情報を発信し、協力プロジェクトを掘り起こす場と位置づけられています。タイが最初の開催国となったことで、タイ企業と中国本土企業のネットワークづくりが一段と加速すると見込まれます。
バンコクで中国・タイ経済貿易協力フォーラム
タイの首都バンコクでは、中国・タイ経済貿易協力フォーラムが開かれており、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)の任鴻斌(レン・ホンビン)会長が出席しています。
フォーラムでは、次のようなテーマが議論されていると見られます。
- サプライチェーンの安定化と多様化
- 製造業・物流分野での協力強化
- 農産物や加工食品など、タイの輸出拡大の可能性
- デジタル経済やグリーン技術分野での共同プロジェクト
任会長の参加により、CISCEと連動した中国本土側の具体的な提案や、民間企業の参加を促すメッセージが共有されていると考えられます。
タイにとっての貿易拡大のチャンス
タイにとって、中国本土とのサプライチェーン連携を深めることは、輸出市場の拡大だけでなく、国内産業の高度化にもつながる可能性があります。
想定されるメリットとしては、次のような点があります。
- 中国本土市場向けの農産物・食品・観光関連サービスの拡大
- 自動車・電子部品など製造業での共同投資や技術協力
- 物流インフラやデジタルプラットフォーム整備による貿易手続きの効率化
こうした取り組みが進めば、タイはアジア全体のサプライチェーンのハブとしての存在感を一段と高めることができます。
アジアのサプライチェーンに与える影響
今回のCISCEロードショー第1弾がタイで行われることは、日本を含むアジアの企業にとっても無関係ではありません。タイと中国本土の連携が進むことで、部品調達や生産拠点配置の見直しなど、地域全体のサプライチェーン戦略に影響を与える可能性があります。
特に、日本企業が多く進出しているタイで、中国本土との協力プロジェクトが増えれば、共同開発や三国間協力といった新しいビジネスモデルが生まれる余地もあります。
これからの注目ポイント
CISCE2025とそのロードショーは、単なる展示会ではなく、「どの国・地域とどのようにサプライチェーンを組み直していくか」をめぐる対話の場でもあります。タイが第1の開催国に選ばれたことは、アジアの経済地図の中でタイの重要性が増していることを示しているとも受け取れます。
今後、
- タイ企業と中国本土企業の間で、どのような具体的な案件が生まれるのか
- バンコクのフォーラムで示された協力方針が、実際の投資やプロジェクトにつながるか
- アジアの他の国・地域が、この動きにどう関わっていくのか
といった点が、国際ニュースとして注目されていきそうです。読者の皆さんも、自分の業界や関心分野と結びつけながら、アジアのサプライチェーンの変化を追いかけてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
Thailand gears up to expand trade with Beijing at CISCE 2025
cgtn.com








