春節2025「巳年」を祝う世界のリーダーたちのメッセージ video poster
2025年の春節(中国の旧正月)で幕を開けた「巳年」を前に、各国や国際機関のリーダーたちが中国の新年を祝うメッセージを発信しました。なぜいま、春節のあいさつが国際ニュースとして注目されるのでしょうか。
春節2025:国際ニュースになった巳年の祝福
2025年の春節シーズン、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領、世界貿易機関(WTO)のンゴジ・オコンジョ=イウェアラ事務局長、世界経済フォーラム(WEF)のボルヘ・ブレンデ会長兼CEO、ASEAN(東南アジア諸国連合)のカオ・キムホーン事務総長、PwCグローバル会長のモハメド・カンデ氏など、世界のリーダーたちが次々と中国の新年を歓迎するメッセージを寄せました。
こうした呼びかけは、巳年の到来をともに喜ぶと同時に、中国やアジアとのつながりを重視する姿勢をアピールするものでもあります。政治・経済・ビジネスのそれぞれの現場から、春節を通じて対話を続けたいという意思がにじみます。
リーダーたちの春節メッセージが示す3つのポイント
個々の表現はさまざまですが、各リーダーの春節メッセージには共通するポイントが見えてきます。
- 協力の継続:貿易や投資、サプライチェーン、気候変動といった分野で連携を深めたいという呼びかけ
- 安定への期待:不透明な世界経済の中でも、持続的で安定した成長をともにめざそうというメッセージ
- 相互理解の重視:文化や価値観の違いを尊重しつつ、対話のチャンネルを開き続けようという姿勢
アゼルバイジャン、WTO、世界経済フォーラム、ASEAN、グローバル企業といった多様なアクターが一斉に春節を祝福すること自体が、中国と国際社会の関係の広がりを象徴しているとも言えます。
なぜ春節のあいさつが世界に広がるのか
春節は、中国だけでなく、アジアの多くの国と地域で最も重要な祝祭の一つです。近年は、アジア以外の都市でもランタンやパレードなどのイベントが行われ、世界規模の季節行事として定着しつつあります。
その中で、各国リーダーが春節に合わせてメッセージを発信する背景には、いくつかの要因があります。
- 中国やアジアとの経済的・人的なつながりが一段と深まっている
- 多国間協力や国際機関の役割が重視され、発信の機会が増えている
- 文化へのリスペクトを示すことが、外交上の重要なサインになっている
春節メッセージは、形式的なあいさつにとどまらず、「どのような関係を築きたいか」を示すソフトな外交ツールとしても機能していると見ることができます。
巳年に求められる「しなやかな知恵」
十二支の「巳」は、知恵や洞察力、変化への柔軟さを象徴するとされます。2025年の世界は、地政学リスクや物価変動、デジタル化の加速など、さまざまな課題を抱える一年となりましたが、それだけに、しなやかに状況を読み解く力が問われています。
春節2025に寄せられた各国リーダーの言葉は、対立ではなく協調を選び、課題を共有しながら解決を探っていこうというメッセージとして受け取ることができます。ニュースを追う私たち一人ひとりにとっても、「巳年らしい」柔軟で知的な視点を持てるかどうかが、これからの対話の質を左右していきそうです。
Reference(s):
Chinese New Year 2025: World leaders ring in the Year of the Snake
cgtn.com







