春節の北京でAIテックフェア ロボットバンドが彩る新しい祝祭 video poster
2025年の春節連休中、北京市北西部・海淀区のショッピングモールで、初めての「春節テックフェア」が開かれました。70社を超える人工知能(AI)企業と100のインタラクティブなロボット展示が参加し、伝統的な春節の雰囲気と最新テクノロジーが同じ空間で交わる光景が、地元の人びとや観光客の関心を集めました。
春節連休のモールが「AIフェア」の舞台に
この春節テックフェアは、毎年多くの人でにぎわうショッピングモールを舞台に開催されました。買い物や食事を楽しむ人の導線上にロボット展示が並び、国際ニュースとしても取り上げられるAI技術を、特別なイベント会場ではなく日常の延長線上で体験できる場となりました。
70社超のAI企業と100のロボット展示
会場には、70社を超えるAI関連企業がブースを構え、100のインタラクティブなロボット展示が設置されました。来場者は、動きや音声、映像などを通じて応答するロボットと向き合いながら、AIが人とのコミュニケーションをどのように支えているのかを肌で感じていました。
ロボットバンドが生む新しい「春節の音」
なかでもひときわ注目を集めていたのが、音楽を演奏するロボットバンドです。ロボットたちがリズムに合わせて演奏を披露すると、人だかりができ、地元の人びとと観光客の両方から大きな注目を集めていました。その光景は、にぎやかな春節の風景のなかにAIが自然に溶け込みつつあることを印象づけます。
日常空間で進む「AIとの距離の変化」
今回の会場は、専門展示場ではなく、日常的に多くの人が行き交うショッピングモールでした。買い物の合間にロボット展示に足を運ぶ来場者も多く、AIとの出会い方はごく自然なものとなっていました。テクノロジーを特別な存在としてではなく、生活に近い場所で体験してもらうことで、人とAIとの距離を少しずつ縮めていく狙いもうかがえます。
伝統行事とテクノロジーが交わるとき
春節は、家族や友人が集まり、飾りつけや食事を楽しむ中国の代表的な祝祭です。そのタイミングに合わせて開かれた今回のAIテックフェアは、祝祭の場にテクノロジーを重ねる新しい試みともいえます。ロボットバンドの演奏を前に笑顔を見せる人びとの姿からは、伝統と最新技術が対立するものではなく、ともに祝祭の雰囲気を形づくる要素になりつつある様子が伝わってきます。
北京でのこうした試みは、今後、他の都市や地域でも、祝祭やイベントとテクノロジーを組み合わせた新しい体験づくりが進んでいく可能性を示しています。日常の延長線上でAIと出会う場が増えるほど、私たちの「テクノロジー観」も静かに変わっていくのかもしれません。
Reference(s):
New technology, tradition blend at Spring Festival AI fair in Beijing
cgtn.com








