成都ランタンフェスティバル 香港・マカオ・台湾地域を結ぶ「一つの家族」の灯り video poster
四川省成都で行われたランタンフェスティバルが、香港やマカオの特別行政区、台湾地域から集まった人びとをつなぎ、中国の多様な伝統と「一つの家族」という意識を照らし出しています。
内陸の都市・成都で広がるランタンの灯り
2025年、中国南西部に位置する四川省の省都・成都市では、ランタンフェスティバルの華やかな灯りが街を彩っています。色とりどりのランタンは夜の通りを明るく照らし、冷たい空気の中にあたたかな雰囲気を生み出しています。
海に面していない内陸部の四川省ですが、成都市には香港やマカオの特別行政区、台湾地域に出身や家族のつながりを持つ人びとが多く暮らしているとされています。
CGTNのXu Xinchen記者によると、今回のランタンフェスティバルは、街を明るくするだけでなく、こうしたコミュニティを一つに結びつける場にもなっています。
「一つの大きな家族」を掲げたイベント
今回の催しの狙いは、中国のさまざまな地域についての理解を深め、「一つの大きな家族」としてのつながりを実感してもらうことにあります。香港やマカオ、台湾地域にゆかりのある参加者たちは、ランタンを眺めながら、それぞれが育ってきた文化や習慣について語り合い、共通点や違いを確かめ合っていると伝えられています。
多様な伝統がつくる連帯感
ランタンフェスティバルは、家族の団らんや再会を祝う行事として知られています。成都市の会場でも、「離れて暮らしていても同じ中国の一員である」という思いを共有する場になっているようです。
このようなイベントには、次のような役割があります。
- 異なる地域の人びとが、互いの文化や暮らしを知るきっかけになる
- 偏ったイメージや距離感をやわらげ、日常的な交流へとつなげる
- 共通する言葉や習慣を再確認し、「一つの家族」という意識を強める
デジタル時代に広がる「つながり」の物語
現地のようすは、テレビ報道やインターネットを通じて、中国、香港、マカオ、台湾地域、そして海外にも伝えられています。SNS上では、色鮮やかなランタンや笑顔で写真に写る参加者の姿が共有され、共感のコメントが寄せられているといいます。
日本から考える、地域を超えたつながり
日本でも、地域ごとの祭りや伝統行事が世代や出身地を超えた交流の場になることがあります。成都市のランタンフェスティバルのように、一つのイベントを通じて多様なバックグラウンドを持つ人びとが集まり、「違い」を知りながら「つながり」を深めていく動きは、グローバル化が進む社会でますます重要になりそうです。
2025年の今、中国南西部の内陸都市でともされたランタンの灯りは、多様性と連帯をどう両立させるかという問いを、私たちにも静かに投げかけています。
Reference(s):
cgtn.com








