国際ニュース:中国若手ホッケー選手の7年 習近平のエールからアジア冬季大会へ video poster
中国のアイスホッケー界で、2018年の「中ロ友情試合」で習近平国家主席から声をかけられた少年たちが、7年後の第9回アジア冬季競技大会で中国代表として氷上に立つまでの歩みが注目されています。国家トップからの一言が、どのように若い選手のキャリアを形づくったのでしょうか。
2018年・天津の「中ロ友情試合」での出会い
2018年、中国の天津で行われた若い選手たちによる「中ロ友情試合」には、習近平国家主席とロシアのプーチン大統領がそろって観戦に訪れました。氷上では、将来を嘱望されるホッケー選手たちがプレーを披露しました。
この試合の場で、習主席はアイスホッケーに打ち込む若い選手たちに対し、競技への情熱を持ち続けるよう呼びかけました。習主席はこのときだけでなく、これまでにも若いホッケー愛好者に向けて、スポーツへの夢や情熱を大切にするよう繰り返し励ましてきたと伝えられています。
7年後、中国代表チームの一員に
それから7年が経った2025年、当時リンクに立っていた若手選手の一部は、中国代表チームのメンバーとなりました。少年時代に国家指導者から直接かけられた言葉を胸に、トップレベルの舞台を目指して練習を重ねてきたことになります。
CGTNの記者は、Liu Zihao選手とXu Lang選手にインタビューし、習主席からの励ましが、自分たちの競技人生にどのような影響を与えたのかを聞きました。このインタビューでは、リーダーの一言が、スポーツの栄光を目指すうえでどのような支えになったのかが語られています。
第9回アジア冬季競技大会で見せた「善戦」
報道によれば、第9回アジア冬季競技大会では、中国代表のアイスホッケーチームが「善戦」、つまり粘り強い戦いぶりを見せました。2018年に天津のリンクでプレーしていた若手の中には、この代表チームの一員として国際大会の氷上に立ち、持てる力を出し切った選手もいます。
勝敗の結果はどうであれ、少年時代に観客席からかけられた一言が、7年という時間を超えて、国際舞台で戦うエネルギーにつながったというストーリーは象徴的です。国際ニュースとして取り上げられるのは、単にスコアだけでなく、その裏側にある長い時間軸の物語でもあります。
リーダーのメッセージが若者をどう動かすか
このエピソードは、リーダーの言葉と若者のモチベーションの関係について、いくつかのポイントを示しています。
- 短い言葉でも、若い頃の体験として強く記憶に残り、その後の選択や努力に影響を与えることがあること
- 「見守られている」と感じられることが、困難な練習や競争を乗り越える心理的な支えになりうること
- 国際試合や交流の場が、スポーツだけでなく相互理解のきっかけにもなりうること
もちろん、こうしたメッセージが本当に力を持つためには、日々の練習環境や指導者、家族、仲間からの支えといった現場の積み重ねも欠かせません。言葉と環境の両方がそろって初めて、若い才能は大きく育っていきます。
日本の読者にとっての示唆
日本でも、スポーツや文化、学問の世界で、若い世代が長期的に挑戦を続けることが課題になっています。中国の若手ホッケー選手のケースは、トップリーダーからのメッセージという意味でスケールこそ違いますが、「若者の努力をきちんと見て、言葉で後押しすること」の重要性を改めて考えさせます。
身近なところで、家族や学校、職場の中で、どのような言葉が若い人の背中を押せるのか。国際ニュースに触れながら、私たち自身の周囲の「励ましのあり方」を見直してみるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
From Xi's encouragement to a valiant effort at 9th Asian Winter Games
cgtn.com








