中国映画『Ne Zha 2』大ヒットで公式グッズ売上が急伸 video poster
中国映画『Ne Zha 2』の記録的な興行収入が、キャラクターグッズ市場にも波及しています。オンラインと実店舗で関連商品が次々と完売し、入荷待ちや予約販売が相次いでいます。
映画のヒットが生んだグッズ需要
『Ne Zha 2』は大ヒット作品となり、その勢いが公式ライセンス商品の販売を押し上げています。作品に登場するキャラクターをあしらったさまざまなグッズが棚に並ぶそばから売れていく状況で、一部の商品はすでに品切れになっています。
公式ライセンスを持つブランドショップでは、あまりの注文の多さから、あらかじめ販売していた『Ne Zha 2』関連商品の到着予定日を2025年6月まで延長するとする告知が出されました。需要が供給を大きく上回っていることがうかがえます。
南京の店舗ではブラインドボックスが即完売
中国東部・江蘇省南京市の店舗では、『Ne Zha 2』デザインのブラインドボックス(中身が開けるまで分からない箱入り玩具)がすでに完売しています。
この店舗では、新たな需要に対応するため、2025年6月30日を受け取り日に設定したプレセール(予約販売)を開始すると案内しています。映画関連グッズを早く手に入れたいファンの需要が高く、発売前から関心が集まっています。
オンラインプラットフォームで5,000万元超の売上
販売データによると、公認のNe Zha関連グッズは、オンラインプラットフォーム上で累計5,000万元(約689万ドル)以上を売り上げています。取引件数は現在も増え続けているとされ、映画の人気がデジタル経済にも直結していることが分かります。
こうした動きから、次のような傾向が見えてきます。
- 映画の人気が、興行収入だけでなくグッズ販売という二次的な市場を強く押し上げている
- 公式ライセンス商品への信頼が高く、ファンが本物のグッズに積極的にお金を払っている
- オンラインとオフラインの販売チャネルが連動し、短期間で大きな売上を生み出している
広がるIPビジネスとファン消費
今回の『Ne Zha 2』グッズの売れ行きは、作品の世界観やキャラクターそのものがIP(知的財産)として強い吸引力を持っていることを示しています。映画を一度見るだけでなく、グッズを通じて日常生活の中でも作品の世界を楽しみたいというファン心理が、売上の背景にあります。
また、販売側にとっても、映画公開に合わせたグッズ展開は、短期間で大きな収益を上げる機会になっています。人気作品の勢いを逃さず、予約販売や限定品、ブラインドボックスなど多様な商品形態を組み合わせることで、ファンの購買意欲を高めています。
日本のコンテンツ産業への示唆
日本の読者にとっても、中国映画の動きは他人事ではありません。映画やアニメ、ゲームなどの人気作品が、グッズやコラボ商品を通じて長く愛される構図は共通しており、『Ne Zha 2』の事例はIPビジネスをどう設計するかという点で示唆に富んでいます。
作品そのものの質に加えて、ファンがどのような形で作品世界とつながり続けたいのかを丁寧に読み取り、商品や体験として提案していくことが、これからの国際的なコンテンツ競争で重要になりそうです。
Reference(s):
Merchandise sales soar as ‘Ne Zha 2’ breaks box office records
cgtn.com








