中国アニメ『Ne Zha 2』が世界1位 ディズニー『ムーラン』監督が絶賛 video poster
中国アニメ『Ne Zha 2』が世界1位 ディズニー『ムーラン』監督が絶賛
中国アニメ映画『Ne Zha 2』が、2025年現在、世界のアニメ映画として史上最高の興行収入を記録し、『Inside Out 2』を抜いて歴代トップ10入りしました。ディズニーの名作『ムーラン』(1998年版)の監督トニー・バンクロフト氏も、その快挙と作品のクオリティを高く評価しています。
『Ne Zha 2』がアニメ映画興行収入で歴代1位に
中国アニメ映画『Ne Zha 2』は、興行収入で歴代のアニメ作品の頂点に立ちました。これまで1位だった『Inside Out 2』を上回り、映画全体の興行ランキングでも歴代トップ10に入る規模のヒット作となっています。
これは、アニメーション作品がもはや一部の地域だけでなく、世界規模の観客に届いていることを示す象徴的な出来事です。特にアジア発の作品が、世界の興行記録の上位に名を連ねること自体が、グローバルなコンテンツ市場の変化を物語っています。
『ムーラン』監督トニー・バンクロフト氏が送った賛辞
今回『Ne Zha 2』に賛辞を送ったのは、ディズニーの1998年版アニメ映画『ムーラン』を監督したトニー・バンクロフト氏です。長年活躍するアニメーターであるバンクロフト氏は、中国アニメ映画のこの成果をたたえ、その魅力を専門家の目線から語りました。
バンクロフト氏は、『Ne Zha 2』のいくつかのアニメーション要素を取り上げて分解し、どのような工夫が作品のパワーにつながっているのかを解説しています。海外の大手スタジオで経験を積んだクリエイターが、中国のアニメ作品を真剣に分析し、公開の場で評価するという姿勢そのものが、業界内のリスペクトの広がりを感じさせます。
クリエイター同士の対話が示す、アニメの新しい風景
一人の監督が別の国の作品を称賛し、その表現を丁寧に分析する行為は、単なる話題づくりではありません。アニメーションという共通言語を通じて、国や地域を超えたクリエイター同士の対話が進んでいることの表れでもあります。
『Ne Zha 2』とトニー・バンクロフト氏の関わりからは、次のようなポイントが見えてきます。
- 興行収入という「数字」を通じて、中国アニメが世界市場で存在感を示していること
- ディズニー作品の監督経験を持つクリエイターからの評価が、作品の技術的・表現的な高さを裏付けていること
- 異なる制作文化同士が互いに学び合うことで、新しい表現やコラボレーションの可能性が広がること
2025年のいま、日本の視点から考える
2025年12月のいま、世界のアニメ市場は劇場、配信、短尺動画など、多様なかたちで広がりを見せています。その中で、『Ne Zha 2』のようなアジア発の大作が歴代記録を塗り替えたという事実は、日本の視聴者やクリエイターにとっても無視できない動きです。
日本からこのニュースを見るとき、注目したいポイントは次の3つです。
- アジアの作品が世界の「メガヒット」になり得るという前提が、すでに現実のものになっていること
- 海外の著名クリエイターがアジア作品を評価し、その分析を共有する動きが広がっていること
- 観客の側も、国ごとの枠を超えて多様な作品を選び取る時代になっていること
「読みやすいけれど考えさせられる」ニュースとして
『Ne Zha 2』の興行記録とトニー・バンクロフト氏の賛辞は、単なるヒット作のニュースにとどまりません。どの地域のクリエイターにも世界的な成功のチャンスが開かれつつあること、そして作品同士・作り手同士が互いを参照し合うことで、アニメーション表現そのものが更新されていることを示しています。
今後、どのようなアジア発アニメ作品が世界の観客を驚かせるのか。『Ne Zha 2』をめぐる今回の動きは、その変化を早めに映し出した一つの事例と言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








