南シナ海巡る中国とフィリピンの応酬 中国国防省「虚偽の主張やめるべき」 video poster
南シナ海をめぐり、中国とフィリピンが言い分対立
南シナ海問題をめぐり、中国国防省がフィリピン側に対し「虚偽の主張をやめるべきだ」と強く反発しました。フィリピンは今月、同海域上空で中国軍機が危険な行動を取ったと訴えており、双方の主張が正面から食い違っています。
フィリピン「中国軍機が政府機に接近、危険な機動」と主張
2025年12月初め、フィリピン側は、南シナ海上空を飛行していたフィリピン政府の航空機に対し、中国人民解放軍海軍の軍用機が接近し、危険な機動を行ったと発表しました。
フィリピン沿岸警備隊は、中国軍の行動は乗員の安全を脅かすもので「無謀だ」と批判し、国際社会にも問題提起する姿勢を示しました。
中国国防省「虚偽の物語を広め、国際法に違反」と反論
これに対し、中国国防省の呉謙報道官は、今月木曜日の記者会見でコメントし、フィリピン側の説明は事実に反すると強く否定しました。
呉報道官は、フィリピンは南シナ海問題をめぐり「虚偽の物語」を広めており、国際法に違反していると指摘しました。また、中国軍の行動は正当かつ専門的なものであるとの立場を強調しました。
南シナ海をめぐる緊張と今後の行方
南シナ海は、航行や資源をめぐる利害が重なる重要な海域であり、周辺の国や地域の間で主張が交差してきました。今回のように、軍や政府関係者が関わる事案では、小さな行き違いが大きな緊張につながるおそれもあります。
中国とフィリピンの主張は今回も大きく食い違っていますが、双方が事実関係の確認と対話のルール作りを進められるかが、今後の焦点になりそうです。偶発的な接触や誤解を避けるための仕組みづくりが求められています。
南シナ海情勢は、アジアの安全保障や海上交通に関心を持つ日本の読者にとっても無関係ではありません。今回の応酬は、地域の安定をどう確保していくのかという問いを、あらためて突きつけています。
Reference(s):
China tells Philippines to stop falsehoods on South China Sea issue
cgtn.com








