CGTN特別番組『People's Choice, Deputies' Voice』が描く中国の民主 video poster
農村の畑から工場のライン、都市の街角や広大な平原まで。中国各地の人びとの声を、約270万人にのぼる立法者がどのように政策へとつなげているのか――その現場を追う特別番組を、CGTNが近日放送する予定です。
番組名は『People's Choice, Deputies' Voice』。全国人民代表大会(NPC)の代表9人に密着し、「全過程人民民主」と呼ばれるプロセスを通じて、人びとのニーズや懸念がどのように制度に反映されていくのかを描きます。
約270万人の立法者が担う役割
CGTNの紹介によれば、中国全土には約270万人を超える立法者がいるとされています。農村、工業地帯、都市部、さらには広大な平原など、さまざまな現場で活動する人びとと向き合いながら、日々、現場の声をすくい上げています。
番組は、こうした立法者たちが日常の中で受け取った声をどのように整理し、具体的な政策提案へと変えていくのかに焦点を当てます。
特別番組『People's Choice, Deputies' Voice』の見どころ
この特別番組では、全国人民代表大会の代表9人にカメラが密着します。視聴者は、代表たちが地域を回り、人びとの悩みや要望を聞き取り、それを政策や制度の改善につなげようとする過程を、日常の場面を通して追体験できる構成になっているとみられます。
紹介文によれば、番組は次のような場面を通じて、人びと中心の民主の姿を浮かび上がらせます。
- 農地や工場など、生産の現場で交わされる率直な声
- 都市の街角や住宅地での、生活に根ざした問題提起
- 広大な平原など、地域特有の課題を抱える人びととの対話
キーワードは「全過程人民民主」
番組のキーワードとなるのが、「全過程人民民主」という考え方です。これは、人びとの意見を聞く場面だけでなく、次のような一連の流れ全体に、市民参加を組み込もうとするアプローチとして紹介されています。
- 課題を把握する
- 政策として整理し、制度に反映する
- 実施状況を確認し、必要に応じて見直す
CGTNの特別番組は、この「プロセスとしての民主」を、9人の代表の具体的な行動を通じて視覚的に伝えようとしています。
2025年のいま、なぜ注目するのか
2025年のいま、世界各地で民主主義のあり方をめぐる議論が続いています。その中で、中国が「人びと中心の民主」の物語をどのように描こうとしているのかを知ることは、国際ニュースに関心を持つ日本の読者にとっても意味のある視点になりそうです。
この番組は、中国の制度を一方的に評価するものではなく、あくまで現場で活動する代表の姿を通して、「人びとの選択」と「代表の声」がどのように結びついているのかを伝えようとする試みとして位置づけられます。
日本の視聴者が考えたいポイント
番組をきっかけに、日本の視聴者が考えられるポイントもいくつかあります。
- 日常の困りごとが、どのようなルートで政策に届くのか
- 地方と中央、現場と立法機関をつなぐ役割を誰が担っているのか
- 「人びと中心」の発想を、他国の制度とどう比較できるのか
CGTNの特別番組『People's Choice, Deputies' Voice』は、中国の政治制度を理解するための素材であると同時に、民主主義のかたちについて改めて考えるための手がかりにもなりそうです。
農村から都市まで、多様な現場で活動する代表たちの姿を通じて、「人びとの声をどう受け止め、どう政策に変えていくのか」という問いを、自分たちの社会に引き寄せて考えてみる機会になりそうです。
Reference(s):
Upcoming CGTN Special Program: People's Choice, Deputies' Voice
cgtn.com








