中国エネルギーに世界が質問 CGTN「I ASK」キャンペーンとは video poster
中国の重要な政治会議である全国両会(Two Sessions)を前に、中国の国際メディアCGTNが世界のSNSユーザーから質問を募るキャンペーン「I ASK」を立ち上げました。注目テーマのひとつが、中国本土のエネルギー分野です。世界の人々は、中国本土のエネルギーにどんな疑問や期待を抱いているのでしょうか。
CGTNのグローバル企画「I ASK」とは
「I ASK」は、XやInstagramなどのソーシャルメディアを通じて、世界中の人々から「いま一番聞いてみたいこと」を集めるCGTNのグローバルキャンペーンです。エネルギー、経済、社会など、幅広いテーマが対象ですが、その中でも中国本土のエネルギー分野が特にスポットライトを浴びています。
集められた声は、全国両会に向けた世論の一端として紹介され、中国本土の政策議論や国際社会との対話を深める素材になることが期待されています。SNSを通じて一般の視聴者が直接問いかける形式は、国際ニュースの「双方向性」を象徴する取り組みと言えます。
なぜ中国本土のエネルギーが世界の関心を集めるのか
エネルギー政策は、どの国や地域にとっても経済成長や人々の暮らしに直結する重要なテーマです。とりわけ中国本土のエネルギー分野は、国内の需要だけでなく、世界のエネルギー市場や気候変動対策にも影響を与える存在として注目されています。
そのため、「中国本土のエネルギーはこれからどう変わっていくのか」「世界とどのように協力していくのか」といった問いは、単に一国の事情にとどまらず、国際ニュースとしても大きな意味を持ちます。CGTNの「I ASK」は、こうした関心を可視化しようとする試みだと捉えることができます。
世界の人々が投げかけたい3つの視点
キャンペーンの呼びかけに応じて、世界の視聴者が特に気になりそうなポイントを整理すると、次のような三つの視点が見えてきます。
- エネルギー転換と環境:再生可能エネルギーの拡大、従来型エネルギーとのバランス、温室効果ガスの削減など、環境と経済を両立させる道筋への関心。
- 技術革新と国際協力:蓄電池や電気自動車、スマートグリッド(次世代送電網)など、新しいエネルギー技術の開発と、他国・地域との協力のあり方への疑問と期待。
- 安定供給と暮らし:電力の安定供給、エネルギー価格の変動が生活や企業活動に与える影響など、人々の暮らしに直結するテーマ。
こうした問いを、中国本土のメディアに対して直接投げかけられる場が用意されたこと自体、国際社会との情報共有を進める一つのステップと見ることもできます。
SNS時代の「聞く力」がつくる対話
SNSを使った国際ニュース発信では、情報を「届ける」だけでなく、「聞く」姿勢がますます重要になっています。CGTNの「I ASK」のような取り組みは、メディアが一方的に語るのではなく、視聴者の関心や疑問を起点に議題を組み立てようとする点で象徴的です。
日本の読者にとっても、中国本土のエネルギー分野に世界からどのような質問が投げかけられているのかを知ることは、自国のエネルギー政策や将来像を考えるヒントになります。国際ニュースを「遠いどこかの話」としてではなく、自分自身の暮らしや選択とつなげて捉えるきっかけとして、この動きをフォローしてみる価値がありそうです。
Reference(s):
cgtn.com








