中国開発の新型ヒューマノイド、自転車も乗れる「相棒ロボット」はどこまで来た? video poster
中国本土・上海で披露された中国開発の新型ヒューマノイドロボットが、自転車に乗ったり針に糸を通したりと、人間に近い動きで注目を集めています。国際ニュースとしても、ロボット技術の進化と私たちの暮らしへの影響を考えるうえで見逃せないトピックです。
自転車も乗れる1.3メートルの人型ロボット
火曜日、上海で公開されたこのヒューマノイドロボットは、身長約1.3メートルです。人間の子どもくらいのサイズで、自らバランスを取りながら自転車を走らせることができます。二本足で立つ人型ロボットが、自転車という不安定な乗り物を操る姿は、ロボットの制御技術が新しい段階に入っていることを印象づけます。
針に糸を通す「繊細さ」とスポーツのような「運動能力」
このロボットの特徴は、力強い動きだけでなく、繊細な作業もこなせる点です。針に糸を通すといった細かい動きは、人間でもときに苦戦する作業ですが、ロボットがこれを実現していることは、手先の制御やセンサー技術の精度の高さを示しています。
一方で、電動のセルフバランススクーターを操るといった新しい「運動能力」も備えています。体の重心を細かく調整しながら乗りこなす必要がある乗り物を使えるということは、ロボットが複雑なバランス制御をリアルタイムで行えているということでもあります。
医療・サービスから家庭まで、広がる活用シナリオ
専門家は、このロボットがさまざまな場面で活用できると見ています。とくに期待されているのが、医療・ヘルスケアやサービス産業、そして家庭での活用です。
医療・ヘルスケア分野での可能性
病院や介護施設では、人手不足や業務の負担軽減が大きな課題となっています。細かな動きができるヒューマノイドロボットであれば、患者の見守りや簡単な配膳、軽作業のサポートなど、人間のスタッフを補助する存在として使われることが想定されています。
サービス産業と家庭の「相棒ロボット」に
サービス分野では、案内や接客、簡単な運搬といった仕事でロボットが人を支える場面が増えるかもしれません。また、家庭では、話し相手や軽い家事の手伝いをする「相棒ロボット」として暮らしの一部になる姿も描かれています。
人間とロボットの「ちょうどよい距離感」を考える
自転車に乗り、針に糸を通し、家庭でともに暮らすかもしれない人型ロボットは、単なる技術ニュースを超えて、私たちの生活や仕事のあり方を問い直す存在になりつつあります。
どこまでをロボットに任せ、どこからを人間が担うのか。高齢化や人手不足が進む日本やアジアの社会にとって、中国本土・上海で披露された今回のヒューマノイドロボットは、その問いを具体的にイメージさせてくれる一つの事例だと言えます。今後も、国際ニュースとして各地のロボット開発の動きを追いながら、自分たちの暮らしとの接点を考えていきたいところです。
Reference(s):
China-developed new humanoid robot rides bike, performs delicate tasks
cgtn.com








