氷の都市から「音楽の都」へ:ハルビンに見る中国とロシアの響き video poster
氷の都市から「音楽の都」へ:ハルビンとは
中国の氷の都市として知られるハルビンは、実は「音楽の都」としても国際的に評価されている都市です。ヨーロッパのクラシック音楽をいち早く受け入れ、中国で最初の交響楽コンサートと西洋音楽学校を生んだ街として位置づけられています。
2010年には、国連からハルビンが「City of Music」として認定されました。当時、この称号を得たアジアの都市はハルビンだけでした。氷と雪のイメージの裏側に、豊かな音楽文化が息づいている――それが、2025年の今も続くハルビンのもう一つの顔だといえそうです。
ヨーロッパのクラシック音楽をいち早く受け入れた都市
ハルビンは、ヨーロッパのクラシック音楽をいち早く受け入れた中国の都市の一つとされています。中国で初めての交響楽コンサートが開かれたのも、この街でした。また、中国で最初の西洋音楽学校もハルビンに設立されました。
この二つの「初」は、ハルビンが単に音楽を楽しむ場であるだけでなく、西洋音楽を体系的に学び、次の世代へ受け継いでいく拠点でもあったことを示しています。中国の音楽教育や演奏文化にとって、ハルビンは早い時期から重要な役割を担ってきたと見ることができます。
2010年、国連が認めた「City of Music」
2010年、国連はハルビンを「City of Music」として認定しました。当時、アジアでこの称号を得た都市はハルビンだけであり、その特別な位置づけがよくわかります。
国際機関が特定の都市を音楽の都として名指しすることは、その街の音楽文化が国内だけでなく、国際的にも評価されていることの一つのサインだといえるでしょう。2010年から今日に至るまで、「音楽の都」という肩書きは、ハルビンのイメージを語るうえで欠かせないキーワードになっています。
中国とロシアの文化が溶け合う音の景色
ハルビンの特徴として欠かせないのが、中国とロシアの文化が調和している点です。この街では、中国とロシア、それぞれの影響が音楽や文化の中で自然に溶け合っているとされています。
例えば、ヨーロッパのクラシック音楽の響きに、中国やロシアの旋律や感性が重なり合うようなイメージを思い浮かべてみてください。異なる文化の音が対立するのではなく、一つの街の中で共存し、新しいハーモニーを生み出している――それがハルビンの「音楽の都」としての姿の一端だと捉えることができます。
ハルビンを理解する3つのキーワード
国際ニュースや世界の都市を知るうえで、ハルビンは次のようなキーワードで整理してみるとイメージしやすくなります。
- Ice City(氷の都市)としての顔
- 中国で初の交響楽コンサートと西洋音楽学校を生んだ「音楽の都」
- 中国とロシアの文化的影響が調和する都市
この三つの視点を重ねると、ハルビンは単なる観光地というよりも、歴史の中で音楽と文化を通じて独自のアイデンティティを形づくってきた都市として浮かび上がります。
日本から眺める「音楽の都」ハルビン
オンラインで世界のニュースや音楽に触れられる今、日本にいながらハルビンの存在を知ることには意味があります。氷の都市であり、同時に音楽の都でもあるこの街を知ることは、単に「どんな街か」を覚える以上に、異なる文化が出会い、混ざり合うプロセスを考えるきっかけになります。
ニュースを読むとき、「この都市はどんな音がするのか」という視点を一つ加えてみると、世界の見え方が少し変わるかもしれません。ハルビンのストーリーは、そのヒントとなる一例だといえるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








