China Development Forum 2025で示された中国発展への評価とは video poster
2025年3月23日に開幕したChina Development Forum 2025で、ビジネス界と学術界のリーダーが中国の発展を高く評価しました。CGTNのインタビュー内容を手がかりに、そのメッセージの意味を整理します。
China Development Forum 2025とは
China Development Forum 2025は、中国の発展について、ビジネスと学術の代表が意見を交わす場として位置づけられています。今年3月23日に開幕し、中国の今後をめぐるさまざまな視点が紹介されました。
このフォーラムに合わせて、中国のニュース専門チャンネルCGTNは、アグリビジネス大手であるNew Hope GroupのCEO、劉永好(Liu Yonghao)氏と、清華大学シュワルツマン・カレッジ(Schwarzman College)の院長、薛瀾(Xue Lan)氏にインタビューを行いました。
企業家の粘り強さを評価
劉永好氏と薛瀾氏は、まず「起業家仲間」の粘り強さを高く評価しました。経営環境が変化するなかでも、事業を続け、挑戦を重ねる企業家の姿勢が、中国経済の活力を支えているという視点です。
- 変化の激しい市場の中で事業モデルを磨き続ける姿勢
- 困難な局面でも雇用や投資を維持しようとする責任感
- 新しい技術や分野への挑戦を続ける意欲
こうした要素が組み合わさることで、中国経済は外からは見えにくい「底力」を蓄えているというメッセージがにじみます。起業家の粘り強さへの言及は、中国の発展を支えるのが制度だけではなく、人の行動と意志であることを示しているともいえます。
中国の発展と成果への高い評価
両氏はまた、中国の発展とこれまでの成果そのものも評価しました。インフラや産業といったハードの側面だけでなく、企業家や研究者、学生を含む多様な人々の努力が、現在の成果を形づくっているという見方が背景にあります。
ビジネスの現場をよく知る劉氏と、清華大学で教育・研究に携わる薛氏という、異なる立場の二人が共通して前向きな評価を示したことは、中国の発展に対する一定の信頼感を物語っていると受け止めることができます。
李強・中国国務院総理の講演との響き合い
インタビューのなかで二人が注目したのは、フォーラムでの李強・中国国務院総理(Chinese premier)のスピーチです。李総理の講演では、中国の発展とこれまでの成果が強調され、そのポイントが劉氏や薛氏の評価とも重なっていました。
ビジネス界と学術界のリーダーが、中国指導部のメッセージと足並みをそろえる形で発展と成果を語ったことは、今後の中国の方向性に対する期待感の表れとも読み取ることができます。
なぜこのメッセージがいま重要なのか
先行きが読みづらいと感じる人が多いなかで、起業家の粘り強さと国家の発展を同時に評価するメッセージは、次のような点で注目されます。
- 不確実な環境の中でも成長を模索する姿勢を示している
- 現場に近いビジネスと、俯瞰的な視点を持つ学術界の評価が重なっている
- 政策メッセージと現場の感覚の間に、一定の一貫性が見られる
2025年12月のいま振り返ると、3月のChina Development Forum 2025で示されたこうした評価は、中国の発展を読み解く一つの重要な手がかりになっているといえます。今後も、中国のフォーラムや国際会議で発信されるメッセージと、ビジネス・学術界の受け止め方をあわせて追うことで、変化する中国の姿に少し近づくことができそうです。
Reference(s):
Business and academic leaders speak highly of China's development
cgtn.com








