ミャンマー地震で中国紅十字会救援隊がマンダレー入り video poster
2025年3月28日にミャンマーで発生したマグニチュード7.9の地震を受け、中国紅十字会の国際緊急救援隊が被災地マンダレーに到着し、本格的な捜索・救助活動を始めました。大規模災害の直後に海外から専門チームが入ることで、限られた時間の中でどれだけ多くの命を救えるかが左右されます。
マグニチュード7.9、被害の大きさ
現地当局によると、この地震により少なくとも2,056人が死亡し、3,900人が負傷、270人が行方不明となっています。犠牲者・行方不明者の数だけでも、災害の規模の大きさがうかがえます。
震源や細かな被害状況についての情報は限られていますが、マグニチュード7.9という規模は建物やインフラに甚大な被害をもたらすレベルです。こうした大地震では、倒壊した建物の下に多くの人が取り残されるおそれがあり、初動のスピードと専門性がきわめて重要になります。
マンダレーに入った中国紅十字会チーム
中国紅十字会の国際緊急救援隊は、月曜日の早朝にミャンマー中部の都市マンダレーに到着し、すぐに現地での活動を開始しました。救援隊は、単にがれきの中から人を探すだけではなく、さまざまな役割を担うことが伝えられています。
救援隊が担う主な役割
今回の派遣では、次のような活動が予定されています。
- 危険な建物や構造物の解体(構造物の安全な取り壊し)
- 倒壊現場での捜索・救助活動
- けが人の医療機関への搬送などの医療輸送
- 被災者への医療・健康管理サービス
- 心のダメージに対する心理カウンセリング
物理的な瓦礫の除去から、けが人の治療、そして心のケアまでを一体的に行う体制は、大規模災害への対応においてますます重視されています。特に、突然の地震で家族や住まいを失った人びとにとって、心理的なサポートは中長期的な回復に欠かせない要素です。
国際救援がもたらすもの
こうした国際緊急救援隊の活動は、単に人的・物的な支援をもたらすだけでなく、被災地の孤立感を軽減する役割もあります。遠く離れた国から救援隊が駆けつけること自体が、「世界が自分たちを見ている」というメッセージとして受け止められることが少なくありません。
また、近年は災害対応の経験やノウハウを共有する動きも各地で広がっています。今回のように中国紅十字会のチームがミャンマーで活動することで、救助技術や医療体制の面で相互に学び合う機会にもなりえます。
これから焦点となる点
捜索・救助のフェーズが落ち着くと、被災地の課題は仮設住宅の整備や生活再建、インフラの復旧など、より長期的な局面へと移っていきます。医療や心理面での支援も、短期間の派遣で終わるものではなく、継続性が求められます。
自然災害のリスクが改めて意識される今、ミャンマーの地震と中国紅十字会の動きは、国境を越えた災害協力のあり方を考えるきっかけになりそうです。どのような支援が現地のニーズに合致し、被災した人びとの尊厳を守りながら行われるのか――その視点が、これからますます問われていきます。
Reference(s):
Chinese Red Cross team starts search and rescue in quake-hit Myanmar
cgtn.com








