ミャンマー第2の湖インレー湖、M7.9地震で水位低下と宗教施設被害 video poster
ミャンマー第2の湖とされるインレー湖周辺で、金曜日に発生したマグニチュード7.9の強い地震により、住宅や宗教施設が相次いで倒壊し、地域の象徴的な建造物にも大きな被害が出ています。
インレー湖周辺の村で住宅と宗教施設が倒壊
金曜日のマグニチュード7.9の地震はインレー湖周辺の村々を直撃し、多くの住宅や宗教施設が倒壊しました。インレー湖はミャンマーで2番目に大きな湖とされ、湖の周囲には水辺で暮らす人々の集落が点在しています。そうした集落を支えてきた建物が壊れたことで、住民の生活基盤は大きく揺らいでいます。
ランドマーク「パウンダウー・パゴダ」にも被害
インレー湖のランドマークとして挙げられるパウンダウー・パゴダも、今回の地震で損傷しました。報告によれば、パゴダ周辺の水位は地震の影響でおよそ3フィート低下し、湖畔の景観にも変化が生じています。
さらに、パウンダウー・パゴダの基壇部分や周辺の宗教施設の外壁には亀裂が入りました。こうした構造的なダメージは、今後の揺れや風雨などによって被害が拡大するおそれがあり、安全確保と修復の難しさが指摘されています。
シャン州で「構造被害は相当な規模」
インレー湖が位置するシャン州では、建物の構造被害がかなりの規模に上っているとされています。住宅や宗教施設が損傷を受けたことで、単なる外見上の崩壊だけでなく、目に見えにくいひずみや傾きが広い範囲で発生している可能性があります。
構造被害が広がると、たとえ建物が外形を保っていても、再び人が安心して利用できる状態に戻すまでに時間と専門的な知見が必要になります。シャン州の各地で、どの建物から点検や補強を進めるのか、優先順位を見きわめることが課題となりそうです。
湖と信仰が揺らぐとき、地域社会はどう立ち直るか
今回の地震では、生活の場である住宅だけでなく、地域の信仰とアイデンティティを象徴する宗教施設も被害を受けました。パウンダウー・パゴダのようなランドマークは、象徴的な建造物であると同時に、人々が日常的に祈りを捧げてきた場でもあります。
湖の水位低下やパゴダの亀裂といった変化は、目に見える「傷」として、地域の人々の記憶に長く残る可能性があります。一方で、宗教施設の再建や湖周辺の復旧プロセスは、住民が協力し合い、コミュニティのつながりを確かめ直す契機にもなり得ます。
国際ニュースとして見える「自然災害の多層性」
今回のミャンマーの地震被害は、自然災害が物理的なインフラだけでなく、信仰や景観、地域社会のあり方にも影響を与えることを改めて示しています。インレー湖という広がりを持つ水辺が揺さぶられたことで、水位、建造物、暮らしの三つが同時に変化を迫られている点が特徴的です。
国際ニュースとして遠くから状況を見つめる立場にあっても、「湖の水位が約3フィート下がる」「宗教施設の壁に亀裂が入る」という具体的な描写は、自然災害がもたらすインパクトを立体的にイメージする手がかりになります。今後、シャン州とインレー湖周辺で、どのように生活と信仰の場が修復されていくのか、引き続き注視していくことが求められます。
Reference(s):
Second-largest lake in Myanmar damaged in Friday's magnitude-7.9 quake
cgtn.com








