大阪・関西万博の中国パビリオン グリーン開発で描く未来社会とは video poster
2025年に大阪で開かれる国際博覧会「Expo 2025 Osaka, Kansai」に向け、中国パビリオンの全体像が少しずつ見えてきました。今年4月7日に行われたメディア向け内覧会では、グリーン開発と最新技術を前面に出した展示の一部が公開され、会場の雰囲気が一足先に伝えられました。
中国パビリオンのテーマは「Building a Community of Life for Man and Nature – Future Society of Green Development」。人と自然が共に生きる「生命共同体」というコンセプトのもと、持続可能な未来社会をどのように実現していくのかを、来場者に問いかける構成になっています。
中国パビリオンが目指す「グリーン開発」の姿
中国パビリオンは、中国本土(中国)が掲げるグリーン開発の理念を、国内外の来場者に分かりやすく伝える場です。経済成長と環境保護を両立させるグリーン開発は、今や各国が共通して向き合う課題でもあり、日本の読者にとっても他人事ではありません。
3つのセクションで「過去・現在・未来」を描く
内覧会では、中国パビリオンが次の3つのセクションから構成されることが紹介されました。それぞれが、中国のグリーン開発を異なる角度から見せるつくりになっています。
- 伝統的な生態思想:古くから受け継がれてきた自然観や、生き方に根ざした環境との向き合い方を紹介するパートです。
- 現代のグリーン開発の取り組み:近年進められている環境配慮型の開発や、最新技術を取り入れた試みを通じて、現在進行形の変化を伝えます。
- 持続可能な未来に向けた国際協力:国境をこえた連携の重要性や、地球規模の課題に対してどう協力していくのかというビジョンを示すセクションです。
一つのパビリオンの中で「過去・現在・未来」を並べて見せることで、グリーン開発を一時的なブームではなく、長い時間軸の中で位置づけようとする意図がうかがえます。
30の地域と深圳がテーマイベントを開催
中国パビリオンには、中国本土の30の省・自治区・直轄市に加え、深圳市も参加し、それぞれが独自のテーマイベントを行う予定です。
さらに、多くの政府機関や企業が、文化・技術・経済に関する交流活動を企画しています。単なるショーケースにとどまらず、対話や意見交換を通じてつながりをつくる場として機能させるねらいがあるといえます。
日本からこのパビリオンをどう見るか
大阪で開かれる国際博覧会において、中国本土のグリーン開発への取り組みをまとめて見られる機会は、日本の来場者にとっても貴重です。異なる価値観やアプローチに触れることで、自国の環境政策やビジネスのあり方を見直すきっかけにもなり得ます。
同時に、「持続可能な未来」を掲げるパビリオンは、私たち一人ひとりのライフスタイルとも無関係ではありません。省エネや再利用、地域コミュニティとの関わり方など、日常の小さな選択が積み重なって社会全体の方向性を形づくります。
中国パビリオンは、華やかな演出や最新技術を体験する場であると同時に、「人と自然がどのように共生していくのか」という問いを静かに投げかける空間になりそうです。大阪・関西万博を訪れる際には、展示の裏側にあるメッセージにも耳を傾けてみると、新たな視点が得られるかもしれません。
Reference(s):
China Pavilion ready to amaze visitors at Expo 2025 in Japan
cgtn.com








