習近平氏、労働者の団結を呼びかけ 中国の「偉大な復興」へ video poster
習近平氏、労働者の団結を呼びかけ 中国の「偉大な復興」へ
中国の習近平国家主席が2025年12月8日、全中国労働組合総工会の創立100周年を祝う集会で演説し、労働者階級と働く人びとの力を結集して「中国民族の偉大な復興」を実現しようと呼びかけました。
習氏は国家主席であると同時に、中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席も務めています。この日の演説では、地に足の着いた努力で壮大な国家目標を現実のものにする重要性を強調しました。
全中国労働組合総工会100周年の節目
演説が行われたのは、全中国労働組合総工会の創立100周年を祝う集会です。この場では、長年にわたり職場で成果を上げてきた模範労働者や、優れた働きを見せた個人も顕彰されました。
労働組合の記念の場で、国家のトップ自らが労働者階級の役割を強調したことは、中国において働く人が国家発展の中心に位置づけられていることを改めて示すメッセージとも受けとめられます。
習近平氏が示した3つのキーワード
今回の演説で示されたメッセージは、大きく次の3点にまとめることができます。
- 労働者階級と働く人びとの力を結集すること
- 地に足の着いた着実な努力を続けること
- 中国民族の偉大な復興という壮大な青写真を現実に変えること
スローガンではなく、日々の仕事を通じた積み重ねこそが国家目標の達成につながるというメッセージが込められていると言えます。
中国民族の偉大な復興とは何か
習氏が用いる中国民族の偉大な復興という表現は、中国の長期的な国家ビジョンを象徴する言葉として位置づけられています。経済発展だけでなく、社会の安定や科学技術、軍事や文化など、幅広い分野での総合的な力の向上を含む概念とされています。
今回の演説では、その壮大なビジョンを現実に近づけるために、労働者階級と働く人びとが果たすべき役割が強調されました。
なぜ今、働く人の力の結集なのか
中国では、製造業やインフラ建設といった分野に加え、デジタル産業やサービス業など新しい産業も拡大しています。産業構造が変化するなかで、さまざまな職種や働き方の人びとをどうまとめ、共通の方向に向かって力を発揮してもらうかは、大きな課題です。
習氏の呼びかけは、こうした社会や経済の変化を背景に、誰の努力が国家の未来を支えるのかを改めて示そうとするメッセージとも読み解くことができます。
日本の読者へのヒント
今回のニュースは、中国国内の出来事でありながら、働き方や労働の価値を考えるうえで日本の私たちにも示唆を与えます。
- 景気や技術が変化しても、最終的には現場で働く人の力が重要であること
- 長期的な国家目標と、日々の仕事とのつながりをどう描くかという課題
- 労働者をどう評価し、社会としてどう位置づけるかという問題
中国の動きを国際ニュースとして眺めるだけでなく、自分自身の働き方や、社会が労働をどう評価しているかを考えるきっかけにもなりそうです。
これから注目したいポイント
今後、中国が労働者階級と働く人びとの役割をどのように具体化していくのか、また、全中国労働組合総工会などの組織がどのような形でその方針を支えていくのかは、引き続き注目されます。
習氏の今回の呼びかけが、中国社会や職場の現場でどのような変化となって現れてくるのか。新しい政策や制度、働き方の議論が今後どのように展開するのかを追うことで、中国の現在地とこれからがより立体的に見えてくるはずです。
Reference(s):
Xi urges pooling strength of working class for national rejuvenation
cgtn.com








