中国-CELACフォーラム前に外相会談 王毅氏と中南米4カ国が協力協議 video poster
2025年も終盤に入り、中国と中南米の関係をめぐる国際ニュースが改めて注目されています。今年5月12日には、中国の王毅外相がキューバ、ウルグアイ、ペルー、ベネズエラの外相と北京で会談し、中国-CELACフォーラムを前に協力強化について協議しました。
北京で行われた外相会談のポイント
王毅外相と4カ国の外相による会談は、北京で2025年5月12日に行われました。中国側の発表によれば、目的は「協力の深化」、つまり中国と中南米諸国との関係をさらに強めることにありました。
詳細なやりとりは明らかにされていませんが、外交の場としては次のようなテーマが意識されたとみられます。
- 経済・貿易分野での協力拡大
- インフラやエネルギーなど長期プロジェクトでの連携
- 教育・観光・文化交流など、人同士をつなぐ取り組み
中国と中南米4カ国の外相が一堂に会したこと自体が、今後の協力を加速させる合図と受け止めることができます。
中国-CELACフォーラムとは何か
今回の会談は、中国-CELACフォーラムを前にした動きとして位置づけられています。CELACは、中南米やカリブ地域の国々を中心とした地域協力の枠組みとされ、中国との対話の場としても活用されています。
中国-CELACフォーラムは、こうした枠組みを通じて、中国と中南米・カリブ地域の国々が協力の方向性を話し合う場です。首脳レベルや閣僚レベルの会合を通じて、次のような分野での連携が議論されることが一般的です。
- 貿易・投資の拡大や物流の強化
- エネルギー・資源・インフラ整備
- 保健医療や教育分野での協力
- 気候変動や環境問題への共同対応
今回の北京での外相会談も、フォーラム全体の議論をスムーズに進めるための「事前調整」の意味合いがあると考えられます。
キューバ・ウルグアイ・ペルー・ベネズエラの存在感
今回、王毅外相と会談したのはキューバ、ウルグアイ、ペルー、ベネズエラの4カ国の外相です。それぞれ政治・経済の状況や中国との関係のスタイルは異なりますが、中国との協力を重視しているという点では共通しています。
多様な中南米と中国の「まとめ役」として
中南米の国々は、経済規模や政治体制、資源構成などが大きく異なります。その中で複数の外相が同じタイミングで北京に集まることは、中国-CELACフォーラムに向けて、立場の異なる国々の意見をすり合わせる狙いがあるとも受け止められます。
こうした事前の対話の積み重ねは、フォーラム本番での合意形成を進めるうえで重要なプロセスです。
2025年の国際情勢の中で見る中国と中南米
2025年の国際情勢の中で、中国と中南米の関係は次のような観点から注目されています。
- グローバル経済の不確実性が高まるなかでの新たな貿易相手・投資先としての中南米
- エネルギー・資源分野での長期的なパートナーシップの構築
- 多極化が進む国際秩序の中での外交関係の多様化
北京での外相会談は、こうした大きな流れの一部として位置づけられます。中国と中南米4カ国が、どのような優先課題を共有し、どの分野から協力を具体化させていくのかは、今後のフォーラムや共同声明などを通じて徐々に明らかになっていくでしょう。
日本の読者にとっての意味
日本から見ると、中南米は地理的に遠く感じられがちですが、中国と中南米の連携が強まることは、間接的に日本経済やビジネス環境にも影響を与える可能性があります。
- 資源やエネルギー市場の動向
- 中南米市場での企業間競争の構図
- 国際機関や多国間枠組みにおける議論のバランス
こうした観点から、中国-CELACフォーラム前に行われた北京での外相会談は、「遠い地域の話」にとどまらない意味を持つ動きだといえます。
今後注目したいポイント
今回の会談を踏まえ、今後チェックしておきたいポイントを整理しておきます。
- 中国-CELACフォーラムで発表される共同声明や行動計画
- 中国とキューバ・ウルグアイ・ペルー・ベネズエラそれぞれの二国間協力の進展
- 貿易、投資、インフラなど具体的なプロジェクトの動き
今年5月の北京での会談は、中国と中南米の関係がどの方向に進んでいくのかを読み解くうえで、一つの重要な手がかりとなっています。国際ニュースとして今後の続報にも注目していきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








